新型コロナ 6割「仕事量減った」 県医師会調査、全数把握見直しで /茨城
2022年9月17日 (土)配信毎日新聞社
新型コロナ:新型コロナ 6割「仕事量減った」 県医師会調査、全数把握見直しで /茨城
県医師会は16日、新型コロナウイルスの感染者の全数把握を県が見直したことを受け、県内の医療機関の6割が「仕事量が減った」と回答したとのアンケート結果を発表した。
アンケートは8~11日に県内の809の医療機関を対象に実施し、565機関から回答があった。仕事量の変化について尋ねたところ、最も多かったのは「少し減った」の42・5%。「大きく減った」は17・3%で、合わせて59・8%だった。
一方、「変わらない」は31・3%。「少し増えた」は7・6%、「大きく増えた」は1・2%だった。仕事量が増えた理由として、「療養期間や証明書に関する患者への説明が増えた」「保険に用いる証明書の問い合わせが増えた」などが挙がっているという。
同会の鈴木邦彦会長は16日の定例記者会見で、「特に多くの患者を診る医療機関で発生届を入力する負担が減少した」と評価した。届け出対象者を重症化リスクが高い人に限定したことで、自宅療養患者の急変などを見落とす懸念が指摘されていることに対しては、「県に(電話対応する)医師が常駐するセンターが作られており、大きな問題になっていない」と述べた。
県は医療機関の負担軽減のため、全国に先立ち、2日から全数把握を見直した。県感染症対策課によると、県内の発生届の件数について見直しの前後14日間を比べると、8月19日~9月1日は4万5237件。一方、9月2~15日は4626件で、10分の1程度にまで減少している。【森永亨】
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