猪瀬氏、脱マスク質問不発 委員長注意、一時騒然
2022年10月21日 (金)配信共同通信社
日本維新の会の猪瀬直樹参院議員が20日の参院予算委員会で、「脱マスク」での質問を試みたものの、末松信介委員長(自民党)に注意され、マスクを着け直す一幕があった。参院は新型コロナウイルス対策の一環で、本会議などでのマスク着用を徹底しており、予算委は一時騒然となった。
元東京都知事の猪瀬氏は7月の参院選で初当選し、この日が予算委デビュー。冒頭、岸田文雄首相らが答弁する演台前にアクリル板があり、質問席から2メートル以上離れているとし「マスクを外して話す」と切りだした。
ただ、末松氏から「着用することになっている」と言われると、脱マスクでの質問を断念し、試みは不発に終わった。
やりとりを見た首相は、予算委の部屋では7時間にわたり大勢の議員が活発に議論すると指摘。「私の答弁が不十分だと大きな声が議場で巻き起こる」とも述べ、マスク着用による飛沫(ひまつ)防止の重要性を訴えた。