ジカ熱阻止で製薬各社ワクチン開発へ
米ベンチャーは16年内臨床入りも
化学工業日報2016年2月5日 (金)配信 産婦人科疾患感染症投薬に関わる問題
中南米を中心に急増しているジカ熱の感染拡大を阻止するため、製薬各社がワクチンの研究開発を検討し始めている。感染源や症状が似ているとされるデング熱ワクチンを開発した仏サノフィに続き、米ファイザー、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などの大手製薬がワクチンの実用化について検討を始めたもよう。武田薬品工業も米国拠点で可能性を検討し始めた。一部のベンチャー企業は、早ければ今年中にヒトでの臨床試験を始める意向を示している。
ロイター通信などが報じたところによると、米国ではファイザー、J&J、米メルクがジカ熱ワクチンの開発可能性についてそれぞれ検討を始めた。各社が保有するワクチンの関連技術や研究開発リソースを活用するなどして早期開発の可能性を探っているとされる。デング熱ワクチンを開発している武田薬品も、米シカゴにあるワクチン事業部門で検討を開始した。
欧州では、サノフィが子会社のサノフィパスツールでワクチンの開発に着手したと正式発表した。スイス・ノバルティスから主なワクチン事業を承継し、世界初のマラリアワクチンを保有する英グラクソ・スミスクライン(GSK)も実用化を検討している。
大手各社はまだ検討を始めた段階だが、ベンチャー企業では臨床試験入りが近いワクチン候補が発表されている。ワクチンのベンチャー、米イノビオ・ファーマシューティカルズは、通常のワクチンより開発期間を短縮できるとされるDNAワクチンを開発している。前臨床段階で、早ければ年内にも最初の臨床試験を開始できる見通し。米ハワイ・バイオテックも前臨床試験を始めている。また、インドのバラト・バイオテックも3日、遺伝子組み換え、不活化ワクチン2種類が前臨床段階で開発中と発表した。
米ベンチャーは16年内臨床入りも
化学工業日報2016年2月5日 (金)配信 産婦人科疾患感染症投薬に関わる問題
中南米を中心に急増しているジカ熱の感染拡大を阻止するため、製薬各社がワクチンの研究開発を検討し始めている。感染源や症状が似ているとされるデング熱ワクチンを開発した仏サノフィに続き、米ファイザー、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などの大手製薬がワクチンの実用化について検討を始めたもよう。武田薬品工業も米国拠点で可能性を検討し始めた。一部のベンチャー企業は、早ければ今年中にヒトでの臨床試験を始める意向を示している。
ロイター通信などが報じたところによると、米国ではファイザー、J&J、米メルクがジカ熱ワクチンの開発可能性についてそれぞれ検討を始めた。各社が保有するワクチンの関連技術や研究開発リソースを活用するなどして早期開発の可能性を探っているとされる。デング熱ワクチンを開発している武田薬品も、米シカゴにあるワクチン事業部門で検討を開始した。
欧州では、サノフィが子会社のサノフィパスツールでワクチンの開発に着手したと正式発表した。スイス・ノバルティスから主なワクチン事業を承継し、世界初のマラリアワクチンを保有する英グラクソ・スミスクライン(GSK)も実用化を検討している。
大手各社はまだ検討を始めた段階だが、ベンチャー企業では臨床試験入りが近いワクチン候補が発表されている。ワクチンのベンチャー、米イノビオ・ファーマシューティカルズは、通常のワクチンより開発期間を短縮できるとされるDNAワクチンを開発している。前臨床段階で、早ければ年内にも最初の臨床試験を開始できる見通し。米ハワイ・バイオテックも前臨床試験を始めている。また、インドのバラト・バイオテックも3日、遺伝子組み換え、不活化ワクチン2種類が前臨床段階で開発中と発表した。
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