バイデン大統領コロナ陽性 軽症アピール、隔離で執務
2022年7月22日 (金)配信共同通信社
【ワシントン共同】バイデン米大統領(79)は21日、新型コロナウイルス検査で陽性となった。最高齢の現職米大統領として健康状態に高い関心が集まるバイデン氏のコロナ感染が確認されたのは初めて。ツイッターに投稿した動画で「症状は軽い」と述べ、元気だとアピールした。ホワイトハウスの居住区で隔離しながら執務に当たる。
大統領専属医の診断によると、バイデン氏は20日夜から鼻水や倦怠(けんたい)感、乾いたせきの症状が出た。新型コロナ対策チームのジャー調整官は記者会見で、バイデン氏がワクチン接種を4回済ませ、ウイルスが増えるのを防ぐ薬の服用を始めたことから軽症だとして国民にも接種を促した。
トランプ前大統領も在任中の2020年に感染しており、現職大統領が2代続けて陽性となった。トランプ氏はワシントン郊外の米軍医療施設で手当てを受けたが、バイデン氏は病院にかかる必要はないという。感染が急拡大しているオミクロン株派生型「BA・5」かどうかは数日で判明する見通し。
ホワイトハウス高官や閣僚らの感染が相次いでいた。ジャンピエール大統領報道官は感染経路を追って調査すると説明した。ハリス副大統領は陰性だった。
バイデン氏は疾病対策センター(CDC)の指針に沿って5日間隔離し、その後に検査して陰性が出た時点で公の場に出る。電話をかける写真をツイッターに載せるなどして健在ぶりを示すのに躍起となった。
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