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3D映像で認知機能を改善 新たなリハビリ法開発

2018年04月15日 01時04分16秒 | 教育
3D映像で認知機能を改善 新たなリハビリ法開発
2018年4月13日 (金)配信朝日新聞

 ミックスト・リアリティー(複合現実、MR)と呼ばれる技術を使い、認知機能を改善させる新たなリハビリ法を、関西医科大などの研究チームが開発した。認知症の予防などに役立つ可能性があるという。大阪府枚方市の同大で12日、実演された。
 MRは、VR(仮想現実)の技術を進めたもので、現実の空間に3D映像を組み合わせる。マイクロソフト社のゴーグル状の装置を使い、大阪市のIT企業テクリコと共同で、検証中のものも含めて、6種類のシステムをつくった。
 その一つが、ゴーグル越しに浮かぶように見える数字を、小さい方から順番に選ぶという課題。首を振りながら、視界の中央にあるカーソルを目当ての数字に合わせ、手元のボタンを押す。正解すると数字が消える仕組みだ。実際に歩いて、途中で現れる花のうち、指定された色だけを選ぶような、身体運動と組み合わせた課題もある。
 認知トレーニングと呼ばれるリハビリの一つ。現在はドリル問題を使う方法などがあるが、飽きやすかったり、スタッフが1対1で対応したりする必要があるという。システムの開発が進めば、自動で患者に合ったメニューの組み立てや回答の判定ができるようになる。

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