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患者の切り捨てに懸念も がん研究進展には期待

2017年05月02日 14時34分38秒 | ガン
患者の切り捨てに懸念も がん研究進展には期待
2017年4月28日 (金)配信共同通信社

 厚生労働省が高齢者に対する抗がん剤治療の指針作りに乗り出したことに、がん患者団体には研究が進むことへの期待がある一方で「年齢を理由に治療の選択肢を狭める指針であってはならない」などと患者切り捨てを懸念する声も聞かれた。
 膵臓(すいぞう)がん患者支援団体パンキャンジャパン(東京都)の真島喜幸(まじま・よしゆき)理事長は、指針作りのため、抗がん剤の効果などを確認する患者調査を行うことに「限られたパイの中でどれだけ医療費をかけて治療するべきか、国民的議論が必要と言われている。高齢者の抗がん剤治療の在り方を考える機会になる」と一定の理解を示す。
 ただ、年齢で抗がん剤投与の可否を決めるような指針は適切でないと考えており「高齢で元気な人もいるし、疾患によって状況は異なる。ケース・バイ・ケースで判断できる仕組みが必要だ」と訴えた。
 高齢患者から抗がん剤治療の相談を受けることが多いという愛媛がんサポートおれんじの会(松山市)の松本陽子(まつもと・ようこ)理事長も「治療効果を探る研究が進むことは大事だが、年齢で一律に切ってしまうような指針では話にならない」とくぎを刺す。
 「年齢を問わず、十分な情報提供がされた上で、本人の希望に沿った治療が納得して選べるよう、総合的に支援する仕組みが必要だ」と話した。

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