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【宮崎】新電子カルテ「マンゴー」 スマホ使い病室で記入

2017年07月27日 23時04分36秒 | 医療情報
【宮崎】新電子カルテ「マンゴー」 スマホ使い病室で記入
2017年7月19日 (水)配信宮崎日日新聞

 医療用電子カルテを手掛けるコア・クリエイトシステム(宮崎市、吉田勝弘社長)が、新しい病院向け電子カルテ「カルテMan・Go!(マンゴー)」を開発した。14日に東京であった国内最大級の医療関連展示会「国際モダンホスピタルショウ2017」で、共同開発してきた宮崎大医学部の教授がマンゴーの先進性などを紹介。大きな注目を浴びた。
 マンゴーは、約10年前に開発した電子カルテシステム「WATATUMI(わたつみ)」の改良版。スマートフォンを使い、医師や看護師が病室から観察記録をカルテに入力できるほか、患者が着けるリストバンドのバーコードを読み込めば注射や輸血のマッチングを確認したり、投薬の指示などを受けたりできる。
 医師が診察前に確認したい患者の情報(主な病名や手術実績、アレルギーなど)を、病態プロファイルとして表示することも可能。カルテの情報はクラウド型サーバーで保管。個人情報を守り、大規模災害発生時の事業継続にも有効という。
 看護師が観察記録を記入する場合、これまでは病室からナースセンターへ戻り、パソコンで入力するのが一般的だった。看護師の数に対して端末数は不足気味。そこで発生する“待ち時間”が超過勤務の一因になっており、展示会では、マンゴー導入が人手不足の中で「医師や看護師の労務負担の軽減につながる」などと説明。生産性の向上が経営改善にもつながることをアピールした。
 マンゴーは、2年間かけて医療現場の声を拾い上げながらわたつみを再設計したもので、既に県内の2病院が導入。久留米大病院(福岡県久留米市)など九州を中心に約30施設で導入されているわたつみは、今後はマンゴーへの切り替えが進むという。
 コア・クリエイトシステムは病院経営の分析システム「マーキュリー」も展開。システム開発から販売、導入まで自社で行っており、2016年には県の成長期待企業にも選ばれている。
 吉田社長は「大手ハイテク企業に負けないシステムが完成した。ホスピタルショウの評価を自信に大手の一角を崩し、注目されることで、宮崎の他の企業を『地方でもやれる』と勇気づけたい」と話している。

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