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死亡の母親に心肺蘇生要望 断られ医師らへ3発発砲か

2022年01月31日 20時43分52秒 | 事故事件訴訟

死亡の母親に心肺蘇生要望 断られ医師らへ3発発砲か

 2022年1月31日 (月)配信共同通信社
 

 埼玉県ふじみ野市の立てこもり事件で、渡辺宏(わたなべ・ひろし)容疑者(66)=殺人容疑で送検=が弔問で訪れた医師木一(ずき・いち)さん(44)らに、死後1日以上が経過した母親の心肺蘇生を要望していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。鈴木さんに断られ、少なくとも3発発砲したことも判明。東入間署捜査本部は当時の状況を詳しく調べている。

 捜査関係者によると、渡辺容疑者の母親は26日午後に亡くなり、鈴木さんが死亡を確認した。渡辺容疑者は27日、「線香を上げてほしい」と呼び出した鈴木さんらに母親の心臓マッサージを要望。鈴木さんが丁寧に説明をして断った後、散弾銃を鈴木さんに発砲した。

 その後、理学療法士の男性(41)を撃ち、医療相談員の男性に催涙スプレーを噴射。さらに別の医療相談員に向けて発砲した。この過程で、スプレーをかけられた医療相談員が渡辺容疑者から散弾銃を取り上げ、避難した。理学療法士は上半身を撃たれ重体だが、一命は取り留めたという。

 渡辺容疑者が呼び出したのは鈴木さんのクリニックの関係者7人で、発砲の際、いずれも母親が安置されている1階の部屋にいたという。

 県警は鈴木さんがみとった容疑者の母親の司法解剖を実施、死因を病死と特定しており、医療過誤はないとみている。

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