「くそっ! どんだけ待っても無人になる瞬間がこねえわ!」押し寄せる人波は、圧倒的に外国人観光客が多い。ずっと構えてシャッターチャンスを狙っているのだが、いい加減、鳥居をあきらめることにした . . . 本文を読む
(やっぱりバスを利用すればよかったか・・・)醍醐寺は、京都市営の地下鉄東西線の醍醐駅から徒歩10分ということで“軽い”と考えていたのだが、実際には低いがひと山越す、登り下りの路だったため倍の時間を要してしまったのだ . . . 本文を読む
「神泉苑(しんせんえん)」は、平安京大内裏に接して造営された「禁苑」であった。「禁苑(禁園ともいう)」とは、皇居の庭、天皇のための庭園だ。(「禁苑」というわりには、いやにせせこましいなあ・・・ . . . 本文を読む
(ああ、なんかこう、無性にトーストが食べたくなってきやがった・・・)哲学の道は、哲学者西田幾多郎が毎朝この道を歩いて思索に耽ったそうだが、頭が空っぽでお花畑なわたしには、まあせいぜい“トースト”ぐらいの食い物が浮かぶのが関の山。でも贅沢な“いも棒”なんぞが浮かばぬのが、可愛いかも . . . 本文を読む
山門を入ると、すぐに階段路をあがるのだが、そのすぐ目の前の斜面から、羅漢像が並んでいた。わたしが羅漢に多少でもハマり始めてしまったのは最近で、箱根の寺に行ったときからだ。境内にある羅漢たちは、すべて参拝者たちの手によって作られたもので、それぞれが想いを込めて彫りあげて奉納されたものだそうだ . . . 本文を読む
山城国と丹波国の国境、愛宕山(あたごさん)の山頂に建つのは「愛宕(あたご)神社」で、その参道の山麓入口に建つこの寺は「愛宕念仏寺」である。「愛宕念仏寺」の読みだが「あたごねんぶつじ」ではなく、「おたぎねんぶつじ」と読むからややこしい。今回はこの寺にある、千二百躰ともいわれる石造の羅漢を観賞しに訪れたのだ . . . 本文を読む
方丈には作庭家「重森三玲」によって作られた、東西南北の四周に四つの庭園がある。南庭は、中国の蓬莱神仙をテーマにした枯山水の石庭だ。南庭を前に静かに座っているうちに、突如といった感じでキーワードが閃いた。しかもメロディー付きでだ。
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(さてさて、久しぶりの通天橋だぞ・・・)思わずスキップしたくなってしまう。わたしにとって東福寺といえば、通天橋(つうてんきょう)なのだ。(ここ、ここ!)中央あたりには、渓谷を一望できる、見晴らしのいい“張出し舞台”のような部分がある . . . 本文を読む
友人を通じて、「インスタグラムで俳句を始めたいので、ぜひ指南していただきたい」との依頼があった。他人に指南など、まだインスタグラム歴が1年に満たないわたしなのだが、友人の手前もあって無碍にお断りもならず、時間を(そこそこたっぷり)戴けるのならばの条件付きで引き受けてしまったのだ。早い話が、いずれやってみようと思っていて、「きっかけ」待ちだったのだ . . . 本文を読む