温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

津軽藩ねぷた村(2)

2013-11-27 | ぶらり・フォト・エッセイ
三味線の音、とくに迫力ある津軽三味線が大好きで、聞くとざわざわと血が騒いでしまう。きっと三味線をひいていた母親の血を受け継いでいるせいだろう。津軽三味線なら生演奏がベストである。ベストなのだが、なかなか機会をみつけるのが難しい。わたしは、音楽は耳だけではなく全身で聞くものだと思っている。携帯型デジタル音楽プレーヤーなどで耳だけで聞くとしたら、それは温泉でいうと「手湯」とか「足湯」をしているようなものだ。まるごと身体をずっぽりと浸からねば温泉の醍醐味はわからない . . . 本文を読む
コメント

津軽藩ねぷた村(1)

2013-11-24 | ぶらり・フォト・エッセイ
お目当ての津軽百年食堂の開店にはまだしばらくの間があった。先に「いかめんち」というテもあるが、ここはやっぱり順番を守りたい。市立観光館の地下から車を出すと、お濠に沿って走らせ、数分の距離にある「津軽藩ねぷた村」に向かった。歩いても近く、追手門広場から十五分とかからないところである。ここは津軽藩の蔵を改造して作られた観光施設で、実物大の大型ねぷたをはじめ、大小さまざまなねぷたを展示しているのだ。前に五所川原で時間潰しに「立佞武多の館」に寄ったら意外にも面白かったので、こちらの「ねぷた村」も少し期待してしまう。それに津軽三味線の生演奏も楽しみである . . . 本文を読む
コメント

盛岡じゃじゃ麺

2013-11-20 | 食べある記
うどんについては、自慢するようだが五島うどんを除けばメジャーのものはほとんど食べている。あとは岐阜の「ころ(香露)うどん」とか局地的なうどんをじっくりひとつずつ攻めていくくらいである。(なんとも偉そー)盛岡じゃじゃ麺は、岩手県盛岡市でわんこそば、冷麺と並んで「盛岡三大麺」と称される麺料理の一つであるのだが、こいつも<うどん>のジャンルに入るとわたしは睨んでいる。ただ、その昔にサービスエリアで食べたり、土産で持ち買ったものを作って食べたり、どちらもちっとも旨くなかったのでずっと長いあいだ敬遠していた。しかしホンモノを一度も食べずに旨くないと決めつけるのはいかにも拙い。つい最近、富士宮焼きそばの例で思い知ったばかりである . . . 本文を読む
コメント

寸又峡温泉(2)

2013-11-17 | 温泉エッセイ
寸又峡温泉は昭和三十七年(1962年)に源泉開発され温泉街が生まれたそうだから、温泉地として歴史はとても浅い。しかし開湯の六年後に、その名が一躍全国に知られることになる。あれは四十五年前だから、いまからもう半世紀近く前のことになる・・・。昭和四十三年(1968年)二月二十日、俗に「金嬉老(きんきろう)事件」と呼ばれる大事件が発生した . . . 本文を読む
コメント

田子町、ガーリックランチ

2013-11-13 | 食べある記
青森県南部、にんにくの首都を豪語する田子町(たっこまち)のガーリックセンターのカフェで、昼メシを食べることにした。田子町はいまでこそニンニクの品質、生産量とも日本一だが、もともとは米もとれず林業と馬産、炭焼きで生計をたてている町であった。1960年代になり石油の時代がきて木炭需要が激減し、もう出稼ぎにいくしか道がなくなったころ、当時の農協の有志たちがニンニク作りに踏み切り福地から「福地ホワイト六片」種を導入し艱難辛苦、中国産の大量安売り攻勢などの危機も品質で危機を乗り越え現在に至ったのである . . . 本文を読む
コメント

寸又峡温泉(1)

2013-11-10 | 温泉エッセイ
狭い路は大嫌いだが、どうしても隘路を走らねば目的地へいけないこともある。いままで走った隘路といえば徳島の祖谷峡、高知の四万十川流域、九州側から向かう角島大橋などをすぐに思いだす。そういえば長野と新潟に跨る秋山郷を新潟側から入ったときも、切り立つ断崖にガードレールが無いところが多く、バックするのがとても恐かった。ダンプとかバスとか宅配トラックと隘路のどこかで鉢合わせしたら、バックしやすい乗用車側のほうが、待避所までのくねくね路をガードレールや崖に注意しながら戻って譲らなければならない . . . 本文を読む
コメント

熱海、伝説のバーガー

2013-11-06 | 食べある記
大手ハンバーガーチェーンがまだ日本に上陸するだいぶ前のころ、横浜の馬車道交差点の角に一軒の狭いカウンターだけのハンバーガーショップがあった。もちろん自家製のもので、当時の横浜にはハンバーガーを提供する喫茶店などが多かったのである。馬車道の店はハンバーガーだけではなくホットドッグも売っていて、そのどちらもとても味が良かったので超人気店だった。わたしも月に一度はその店でハンバーガーや、フットロングという名前のでかいホットドッグを食べていたのだ。そのときのハンバーガーの美味しさが忘れられない。熱海銀座のロマンス座通りに、懐かしいそのころの自家製のハンバーガーをいまも出してくれる店がある . . . 本文を読む
コメント

続・富士宮焼きそば

2013-11-03 | 食べある記
二、三年前に一度がっかりしてしまった富士宮焼きそばに再挑戦してみることにした。なにしろグランプリに輝くB級グルメであり、わたしは焼きそば好きなのだ。もう一度は検証しなければなるまい。神社の駐車場に入れたら、係りの人がフロントウィンドーに挟む紙片に時間を書き入れながら、「今から一時間までは無料です」と説明してくれる。なんともありがたいことだ。観光地では三十分でも一律で五百円とるアコギな駐車場も多い。いきなり反対方向にある焼きそばの店に向かうのも憚れて、参拝することにする。  富士山を神体山として祀る「富士山本宮浅間大社」は世界文化遺産に登録されており、全国に約千三百社ある浅間神社の総本社だ . . . 本文を読む
コメント