温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

八幡野温泉郷(1) 静岡・伊東

2015-06-28 | 温泉エッセイ
明け方、小鳥の囀りで眼を覚ました。いつものような都会の騒音で起きるのとはまるで違う、じつに爽快な朝の目覚めだ。小鳥たちの囀りに混じって、よく通る鴬の鳴き声も聞こえて一瞬、自分がどこにいるかわからなくなる。「八幡野温泉郷 きらの里」という伊豆高原の宿なのだが、まるで九州の黒川温泉にいるような錯覚がある。「いやぁ・・・この宿、ちょっと気にいってしまったなあ」十年くらい前から存在は知っていたが、九州の宿をよく知っているわたしはどうせ「まがいもの」の宿だろうと鼻にもかけなかったのである . . . 本文を読む
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累積アクセス、百万突破!

2015-06-28 | つぶやき
2015年6月26日、ついに累積アクセス数が百万を超えた。と漢字で書くより「1,000,000を超えた」と数字で書いたほうが雰囲気が出るか。生来の能天気な性格からか、わたしは「「飽きっぽいやつ」と思われることが多いが、ジツは結構粘り強いのである。  誰にも言うことはなかったが、ブログを始めたときに秘かに目標を「百万」と大きく持ったのである。「やったあー!」もちろん、大きな目標を達成しても褒美もなんにもなくただただ自己満足だけですが、それでも相当に嬉しい。前祝いに鰻串で一杯やってしまった . . . 本文を読む
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東海道五十三次(17)

2015-06-24 | 街道を歩く
今日の昼は喫茶店と心に決めていた。ところが、弁天島の手前に去年の車旅のときカレーライスを食べた喫茶店があったのだが、営業していなかったのだ。宿まで十分くらいのところで「GRANDMA」という喫茶店が眼に飛び込んできた。良かった・・・砂漠でオアシスとはこのことだ。駐車するスペースもかなり広い。アイスコーヒーとトーストを注文した。腹が減り過ぎているはずなのに、疲労のせいか食欲がいまひとつ出ない。今日のゴールが近いせいか気がゆるみ、トーストを食べながらママさんと話が弾んでしまう。何年もかけて東海道を歩いていることを打ち明けると、「そんで、それをブログにしたりしているの?」と、恐ろしく勘がいいので吃驚した。娘さんもブログをやっているのだと言う . . . 本文を読む
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西伊豆、小鯵寿司と心太

2015-06-21 | 食べある記
西伊豆から帰るときにはいくつかの楽しみがある。まずは堂ヶ島温泉近くにある日帰りの町営温泉「浮島温泉(ふとうおんせん)しおさいの湯」で汗を流してさっぱりする。シーズンを外していくのでいつも独り占めである。塩化物泉。掛け流しに近い湯だけど間違いなく満足出来る。朝にゆったり温泉に入るのは二日酔いを醒ましてくれるのと食欲亢進の効果もある。小腹が減ったところで宇久須の三共食堂に移動する。注文するのは、もちろんこの店が元祖の小鯵寿司である。ひと昔前にはバカ高いカサゴだか伊勢海老の味噌汁を勧められて閉口したものだが、さすがにいまではそれはないようだ。なあに、お茶で充分である . . . 本文を読む
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十条・赤羽、ホンキートンク三軒(2)

2015-06-17 | 食べある記
揚げソーセージパンを一個買って鞄に入れ、呑みたらないのでひと駅先の赤羽に向かう。前回に行った赤羽東口一番街裏、OK横丁入り口にある「若大将」の暖簾を潜る。テーブル席はいっぱいなのでカウンター席に座り、焼き茄子と甘海老をつまみに芋焼酎の水割りを呑む。やはり乙類の焼酎のほうがわたしの身体に合っている。途中から新潟柏崎の地酒「越の誉 大辛口」の冷酒に切り替えた。冷酒二本を呑んだところで、いつか行ってみようと思っているおでん屋を思いだし、下調べにいってみることにした . . . 本文を読む
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東海道五十三次(16)

2015-06-14 | 街道を歩く
朝五時起床、戸塚駅6時24分発の東海道線に乗り小田原駅へ向かった。小田原駅発7時36分の新幹線「こだま633号大阪行き」の自由席に乗った。さすがに早い時間なのでガラガラに空いている。掛川駅には8時43分に到着した。一服して万歩計をリセットすると歩き始めた。今日の歩く目標距離は約七里である。江戸時代に東海道を旅した人たちは、一日に八里(32キロ)から十里(40キロ)歩くというからそれに近い。今回から宿泊が伴うウォーキングである . . . 本文を読む
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十条・赤羽、ホンキートンク三軒(1)

2015-06-10 | 食べある記
一流ホテルのピアノバーに凝っていたのも今は昔、最近はホンキートンク(米俗語で「安酒場」の意味)な酒場にすっかりハマってしまっている。そういえば、ローリングストーンズに「ホンキートンク・ウィメン」というヒット曲があったな・・・。すげぇー懐かしい。東京駅で用事を済ませ京浜東北に乗り、東十条駅で降り、南口から演芸場通りをまっすぐ十条駅方面に歩く。人気役者の芝居でもあるのだろうか、演芸場の切符売り場前では客が長蛇の列をつくっていて、テレビクルーがそれを撮影していた。十条銀座入り口にある、わたしの目当ての店「天将(てんしょう)」が開店しているのをみて、まずはホッとする . . . 本文を読む
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鮭の町、村上(3)

2015-06-07 | ぶらり・フォト・エッセイ
まさか村上が、わたしの大好きな俳人二人とゆかりがあるとは知らなかった。芭蕉は、弟子の河合曾良を伴って、元禄二年三月下旬(1689年5月中旬)に江戸を立って、東北、北陸を巡って岐阜の大垣まで旅して「奥の細道」をものした。芭蕉は八月下旬(同年10月中旬)までの約五カ月、六百里(二千四百キロ)の旅を終える。芭蕉一行が村上に着いたのは六月下旬(8月中旬)、当時の村上は . . . 本文を読む
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鮭の町、村上(2)

2015-06-03 | ぶらり・フォト・エッセイ
鮭を扱う店のなかには店内の奥ではなく歩道の頭上、店頭の軒下に鮭を堂々とぶら下げているところもあった。村上の町を訪ね歩く、というのがわたしの今回の旅の、観光におけるメインテーマにしていたのだが、古い町屋と鮭が大量にぶら下がった極めつけの光景を目に焼き付けただけでほぼ満足しきった。ほんと来た甲斐があったぜ、と安堵していまは肩の力が抜けた状態である . . . 本文を読む
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