城崎温泉では、夕暮れ、外湯を浴びてから、この大谿川ぞいを浴衣姿で下駄をカラコロいわせながら歩くのがとにかく最高にいい。この温泉地全体の得がたい雰囲気を楽しむことである。怪しい歓楽街のような雰囲気はまったくないので若い女性でも安心して歩ける稀有な温泉地だ . . . 本文を読む
六月はさくらんぼの季節である。・・・さくらんぼ狩をしよう、と思い立った。もちろん、向かうのは山形である。なにを隠そう、わたしは、さくらんぼ好きなのだ。旅先ではパックで買って、湯上りに冷蔵庫ですこし冷やしたのを食べるのが好きである。甘さだけでなく、すこしだけ酸味があるほうがどちらかといえば好みである . . . 本文を読む
兵庫但馬の城崎温泉は、九州の湯布院や黒川と並んで、女性に特に人気の高い温泉である。常に「行きたい温泉」のベスト上位の常連だ。記憶では三位以内、悪い年でも五位以内だったと思う。平安時代からと温泉の歴史も古い . . . 本文を読む
最後に、映画「夢千代日記 夢心中」から夢千代のセリフ。(作:早坂暁)「・・・私の、最後に好きになった人は殺人犯です。なぜ殺人犯を好きになったのかと訊ねられると、困るばかりです。好きになった人が殺人犯だったのです。・・・・」
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鳥取に接する山陰・但馬の湯村温泉・・・ドラマ「夢千代日記」では「湯の里温泉」と言う名前で、日本海沿いの、海鳴りが聞こえる温泉地という設定だ。実際には海から数キロ離れているので海鳴りなどは聞こえない . . . 本文を読む
わたしは甘かった。元箱根まで登れば、あとはお茶の子さいさい「楽勝」と思っていたのだ。東海道線で小田原まで行き小田急に乗り換え、箱根湯本までいき、愛想の超悪い運転手のバスで元箱根にむかったのだった . . . 本文を読む
「夢千代日記」というテレビドラマがあったのをご存知だろうか。主役は吉永小百合である。わたしはファンだ。男なら、嫌いというひとはあまりいないと思う。1981年にNHKで放送されたから、なんと、いまから27年前になる。山陰の温泉地の置屋「はる家」の女将であり、芸者でもある夢千代という女性をとりまく人間模様を描いたドラマである。主人公は広島での被爆者を母に持ち、胎児であった夢千代はそのせいで白血病を患う。あと、数年の命である . . . 本文を読む
長い小説も、あんまり苦にならないほうだ。長編ばかりといわれる山岡荘八の作品などもほとんど読んでいる。あの徳川家康は26巻だ。六ヶ月か七ヶ月で読みきった。たしか書き上げるのに18年くらいかかった作品だったと思う。真田太平記は、徳川家康の半分くらいの分量で、書き上げたのもその半分くらいである
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城崎に行ってみるか。そばに出石という地名があるが、どこかで聞いたことがある。そうか、皿そばで有名なところだ。わたしは全国の麺類には詳しい。たいていのものは食べたことがあるのだが、出石の皿そばは未体験なのだ。よし、出石経由で、城崎に向かおう
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