小樽で食事といえば、まず定番は鮨だろう。「ええーっ、小樽まで行って麺類かよ!」とか、鮨以外のものを食べたら帰ってからなにを云われるかわからない。(オッ、この店、ふじ鮨・・・って、ひょっとしたら積丹で食べた店と同じところか?)積丹で、「もう数年は雲丹をみたくない」というほど腹いっぱい生雲丹を食べたことがある。
よし、この店に決めた . . . 本文を読む
『澄んだ作品が書きたかった』「優しい時間」の脚本のあとがきの初めに、倉本總はそう書いている。映像もそのとおりに澄んでいたが、主題歌「明日」を唄う平原綾香の声も曲もマッチしていて、なかなかのドラマだったとわたしは思う。2005年の放送だから、2008年の「風のガーデン」の前になる。テレビドラマ「優しい時間」の舞台となったこの喫茶店「森の時計」は、撮影終了後も営業を続けている。ドラマを観たことのないひとでも、ここ「森の時計」の雰囲気と上等なコーヒーは充分楽しめるはずだ . . . 本文を読む
最近、富良野にあの「六花亭」ができたという。六花亭といえば北海道土産の定番のひとつである。この旅で長期休暇をとったので、かなりの数の土産を用意せねばならない。できるだけコストを抑えて、かつ美味しいものを探したい。それに甘党ではないのだが、つまむくらいの試食は大好きだ。帯広の本店は美味しい珈琲を無料で提供していることも思いだす。よし、行ってみるか。北海道らしい、果てしなくまっすぐに伸びる線路を渡って丘陵地を目指す。カンパーナ六花亭は丘陵の二万四千坪という広大な葡萄畑のなかに建ち、ジンギスカンレストラン、ギャラリー、喫茶室などがあるそうだ . . . 本文を読む
「風のガーデン」は、2008年に放送された同名のドラマの舞台だ。余命少ない主人公の医師、白鳥貞美が絶縁状態になっている北海道の富良野の家族のもとに戻るまでの話である。富良野が舞台となれば、脚本はむろん倉本總である。全11回くらいのドラマだったが、すべては見ていない。連続ドラマなので一度でも見逃すと拍子抜けしてしまうし、なんとなくテーマが重かったせいもある。ただ倉本總がつむぎだす雰囲気や、バックとなる風景などの映像は素晴らしかった。だからその入り口に立って、珍しく、かなり興奮しているのだ。花の季節には半月ほど早かったようだが、これはどうしようもないことである . . . 本文を読む
いつもこのブログ「温泉クンの旅日記」を閲覧いただきましてありがとうございます。この一年二ヶ月くらいの間、休むことなく週二回発信を続けてまいりましたが、さすがに本業のほうも一月から五月まで滅法忙しかったこともあり、ちょっとばかり疲労が蓄積してしまいました。誠に申し訳ありませんが、ここらですこしだけ本人慰労(エエ、ご推察どおり旅でございます)のため休みをいただきたく、なにとぞご容赦のほどよろしくお願いいたします . . . 本文を読む
「ねぇ、アイ・ダブリュー・ジー・ピーって知ってる?」「IWGP?」ほぉ~、珍しいな。プロレスの話なんて聞かれるとは・・・。「知ってるよ」IWGPと言えば、プロレスファンなら知らないひとはいない。アントニオ猪木が率いる新日本プロレスが開催した「INTERNATIONAL WRESTLING GRAND PRIX」の略だ。IWGPヘビー級チャンピオンとかである。ええと、初代チャンピオンはハルク・ホーガンだったけかな。深く大きく頷いて偉そうに説明すると、鼻先で笑われた . . . 本文を読む