ある年、倉本聰はNHKと喧嘩別れみたいな形で大河ドラマ「勝海舟」を突如降板、札幌に逃避してしまう。札幌ススキノで無頼の日々をおくるが、やがて北海道に“終の棲家”にする理想の地を探し始める。中標津、根室など一年半かけて北海道を廻り、積丹の美国に決まりかけたが、土地が岩盤で水が出ないことで、また振り出しの“ゼロ”に戻る . . . 本文を読む
太鼓状の石橋と、檜造りの、明神鳥居と呼ばれる大きな「三の鳥居」・・・年間約200万人に及ぶ参拝者が訪れるという、相模國一之宮「寒川神社」である。御影石造りの太鼓橋は「神池橋」で神様がお渡りになる橋といわれている。橋の下の水の流れも、右手にある神池も、思い切り濁っていた . . . 本文を読む
BSテレビに「2時間で廻るXXX」とかいう人気番組があるが、「南大門」が8時丁度で「手向山八幡宮の宝庫」が9時ちょい過ぎだから、見どころたっぷりの東大寺を、天晴れの1時間ちょっとの短時間で廻ったわけだ。(ま、拝観のパスもあったし、独り旅だからだけどね . . . 本文を読む
堂の北側から回廊に上がる。「この回廊を、錬行衆が燃え盛る『籠松明』を持って駆け抜けるわけか・・・」しかし、通常の松明で重さ40キロと、小柄な女性一人分の重さである。籠松明に至っては倍の80キロと、担いで走るには相当な重量だ。
調べると、担当する一人の錬行衆には、それぞれ世話係りの「童子」と呼ばれる人が付くそうで、ようやく納得する . . . 本文を読む
掟破りのようだが、二月堂北側の階段に吸い寄せられるように向かってしまった。本来の順路としては、南側にある「青石壇(あおいしだん)」と呼ばれている石段を使って二月堂へ昇り、参詣した後に北側にある茶屋で休憩してから北側階段を使って降りてくる正規なルートだそうだ . . . 本文を読む