<京都・四条大宮、まるき製パン所のハムロール>
主役のロースハムと、脇役の千切りキャベツがぎっしりわんさと、バターを塗ったコッペパンに挟んである。

「これが一番人気のハムロールか・・・」
これではハムロールというより、キャベツロールじゃないか。疑心暗鬼でとりあえずひと口食べ、眼を剥いた。なんと想像をはるかに絶して、とびきりに旨いのだ。一番人気も頷けた。
噛みしめた瞬間、唐突にだが高校生のころ食べた、千切りキャベツを挟んだ絶品の「ハムトースト」を思いだしてしまう。

そのハムトーストを出す<コーヒースタンド>は、横浜駅ビルの高島屋寄りの地下にあった。 ハムだけでなく、適量のひたひたになった千切りキャベツが挟まれたハムトーストがとんでもなく旨かった。
二度目に行ったときには、解明しようとじっくり味わって食べた。マヨネーズとマスタードまでは解る。そこからが難しい。店で使用しているドレッシングに混ぜたのかも知れない。自家製のドレッシングかも。それぐらいが、まだ美食の経験など乏しい高校生の限界だったのだと思う。
セット料金でなかったため、やがて行くこともなくなり、駅ビルの改装に伴い店もなくなってしまった。
このハムロール、一見すると千切りキャベツだけに見えるが、新鮮さを損なわないていどのたぶんごく少量の、あのハムトーストに通ずるような秘伝のドレッシング系が使われているに違いないと思う。
昭和22年(1947年)創業の老舗「まるき製パン所」は、「松原京極商店街」の一角にある町屋を改装した店舗だ。


昔ながらの対面販売で、主力商品の自家製のコッペパンサンドが人気だ。多いときには、1300本のコッペパンを焼くという。
まるき製パン所へのアクセスは、阪急「烏丸駅」からひと駅先の「大宮駅」に行き、徒歩7分のところにある。
えーい面倒くせえや、歩いちゃおう。遅めの昼メシを食べた「山の家」を出たのが16時30分過ぎ、まるき製パン到着が17時15分だった。
冬の京都は日暮れが駆け足でやってくる。歩いているうちに夕暮れに追い越され、夜になってしまう。平日の営業時間は朝6時半から夜8時までだから、なんとか間に合った。


昼間にはパン類の大部分をショーケースに入れるのだが、この時間帯になると大部分がケースの上に載せられていた。


わたしは、ハムロールを2本とウィンナードッグ1本を購入した。

ウィンナードッグは、ハムロールに続いて食べたせいか感動は幾分薄いが、それでも想像通りをチョイ超える美味しさであった。

便利ないつもの「志津屋」もいいが、趣向を変えて「まるき製パン所」てぇのもいい選択であった。次回は絶対に明るい内に行き、コロッケロール、エビプリカツロール、ハンバーガーとか、ニューバードとかも買ってみたい。はて、たしか志津屋にも同じ名前「ニューバード」というパンがあったな。いつか二つを食べ比べしてみたいもんだ。
宿泊を伴う京都旅であるなら、湯豆腐とかいも棒などのえらい値が張る食事もよろしゅおすが、バランスとって朝の一食くらい「パン」というのもお薦めでありんす。
それにしてもだが、明日の朝用に1本残した“ハムロール”がなんとも愉しみである。
→「京都・河原町、山の家でドライカレー」の記事はこちら
→「続・わたしの京都旅」の記事はこちら
主役のロースハムと、脇役の千切りキャベツがぎっしりわんさと、バターを塗ったコッペパンに挟んである。

「これが一番人気のハムロールか・・・」
これではハムロールというより、キャベツロールじゃないか。疑心暗鬼でとりあえずひと口食べ、眼を剥いた。なんと想像をはるかに絶して、とびきりに旨いのだ。一番人気も頷けた。
噛みしめた瞬間、唐突にだが高校生のころ食べた、千切りキャベツを挟んだ絶品の「ハムトースト」を思いだしてしまう。

そのハムトーストを出す<コーヒースタンド>は、横浜駅ビルの高島屋寄りの地下にあった。 ハムだけでなく、適量のひたひたになった千切りキャベツが挟まれたハムトーストがとんでもなく旨かった。
二度目に行ったときには、解明しようとじっくり味わって食べた。マヨネーズとマスタードまでは解る。そこからが難しい。店で使用しているドレッシングに混ぜたのかも知れない。自家製のドレッシングかも。それぐらいが、まだ美食の経験など乏しい高校生の限界だったのだと思う。
セット料金でなかったため、やがて行くこともなくなり、駅ビルの改装に伴い店もなくなってしまった。
このハムロール、一見すると千切りキャベツだけに見えるが、新鮮さを損なわないていどのたぶんごく少量の、あのハムトーストに通ずるような秘伝のドレッシング系が使われているに違いないと思う。
昭和22年(1947年)創業の老舗「まるき製パン所」は、「松原京極商店街」の一角にある町屋を改装した店舗だ。


昔ながらの対面販売で、主力商品の自家製のコッペパンサンドが人気だ。多いときには、1300本のコッペパンを焼くという。
まるき製パン所へのアクセスは、阪急「烏丸駅」からひと駅先の「大宮駅」に行き、徒歩7分のところにある。
えーい面倒くせえや、歩いちゃおう。遅めの昼メシを食べた「山の家」を出たのが16時30分過ぎ、まるき製パン到着が17時15分だった。
冬の京都は日暮れが駆け足でやってくる。歩いているうちに夕暮れに追い越され、夜になってしまう。平日の営業時間は朝6時半から夜8時までだから、なんとか間に合った。


昼間にはパン類の大部分をショーケースに入れるのだが、この時間帯になると大部分がケースの上に載せられていた。


わたしは、ハムロールを2本とウィンナードッグ1本を購入した。

ウィンナードッグは、ハムロールに続いて食べたせいか感動は幾分薄いが、それでも想像通りをチョイ超える美味しさであった。

便利ないつもの「志津屋」もいいが、趣向を変えて「まるき製パン所」てぇのもいい選択であった。次回は絶対に明るい内に行き、コロッケロール、エビプリカツロール、ハンバーガーとか、ニューバードとかも買ってみたい。はて、たしか志津屋にも同じ名前「ニューバード」というパンがあったな。いつか二つを食べ比べしてみたいもんだ。
宿泊を伴う京都旅であるなら、湯豆腐とかいも棒などのえらい値が張る食事もよろしゅおすが、バランスとって朝の一食くらい「パン」というのもお薦めでありんす。
それにしてもだが、明日の朝用に1本残した“ハムロール”がなんとも愉しみである。
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