山梨には<これは>という土産物がない。あるいは言葉を変えると、おいしい土産物に遭遇しないだけかもしれないが、わたしはそう思う。ここでいう土産物はお菓子とかの食べ物のことである。果物とかワインは別だ。桔梗信玄餅も山梨に来たら必ず買うほどの「ゼヒもの」でもない . . . 本文を読む
那須に泊まって、鹿の湯に行かない手はない。あいかわらず浴場のなかは芋の子を
洗うような人数であるが、一番低い温度の浴槽が空いていたのでそこにもぐり込
む。鹿の湯はいつも混んでいるから、怯んでいたのではいけない。宿に戻ってチェックアウトすると、途中のお気に入りのパン屋で焼きたてのをいくつか買い求め、袋田の滝に向かった
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錦帯橋には初めていったがすっかり気に入ってしまい、また行こうと思っている。泊まった岩国国際観光ホテルもまた利用したいし、スエヒロの餃子も、せとみの釜飯もぜひ食いたい。この記事は岩国界隈の再訪のための心覚えである . . . 本文を読む
わたしが初めて戸隠へ行くひとに、蕎麦屋でまず一番にここを薦めるのは、もちろん蕎麦の味もあるが、グループ客だろうがひとり客だろうが常連だろうが初めてだろうが、均等に迎えてくれるこの接客にあるのだ . . . 本文を読む
山形市内から新庄に向かう国道を村山あたりで左折して最上川を渡り、右手に
碁点温泉をみて左折する。五分ほど走ると道の左側に「あらき」の看板を出した
古民家が現れる。あらきは、村山の蕎麦街道でも人気があり混む店である。わたしは幸いにして経験がないが、整理券をもらい2時間以上待ちなどの日もざらにあるという . . . 本文を読む
効きそうな温泉、それも濁り湯でない無色透明なお湯というと、まず思い出すのが三朝温泉だ。あの湯の表面が、何人ものひとの血を吸った妖刀のように、ドキドキするぐらい怪しく煌めきながらさざめいていたのが忘れられない。そして、白布温泉。無数の湯の花が芳しい温泉の中できらきらと乱舞していた。三朝にくらべれば白布は近い。ひさしぶりに行ってみるか、白布へ . . . 本文を読む
高山のみたらしだんごがまたまた最高に旨い。酒飲みでも食べられる。つまみにもできる、は言い過ぎか。ラーメンとみたらしだんごを比べると甲乙まったく付けられないわたしである。みたらしだんごは、全国で甘いたれが主流だが、飛騨は醤油味である。どちらかというと醤油餅といった感じだ。この匂いを嗅いだらなにしろ食べないわけにはいかない
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