柴石温泉は亀川温泉から鉄輪方面に向かう道を登っていき、途中右折して一瞬だけ車一台がやっとという狭い道を抜けたところ、坂の右側に位置している。江戸時代に「柴の化石」が発見されたことが名前の由来で、だから「しばいし温泉」ではなく「しばせき温泉」と読む . . . 本文を読む
「肉でも野菜でも魚でも、どんなものでも蓋をして、数分たてば、それはそれは美味しくいただけるの、よ!」オマエもそこにいれて蓋すれば数分で、ご馳走に早変わりするのよ。なぜか、そう、聞こえてしまう
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カーテンを開けっ放しで寝たため空が明るんできて目が覚めた。おそらくツバメの声だと思うが騒がしい。時計をみるとまだ早朝の四時前である。パソコンに向かい、昨日の旅のメモを入力する。五時ごろ、風呂をみにいったがまだ湯が張られていなかった . . . 本文を読む
明礬温泉は伽藍岳の中腹標高350メートルほどにある山の温泉街で、江戸時代は明礬を採取していた。湯治場の趣きが強い。数年前に泊まったことがあるのだが、どの旅館かはとんと思い出せない。濃い温泉であったことと、その旅館の廊下を可愛い猫が散歩していて長逗留の猫好きの客の部屋に出入りしていたことを懐かしく想いだすのだ . . . 本文を読む
さて、スムーズに眠るためにはすこし呑みたい。眠気に耐えに耐えて、横浜から別府まで長時間運転してきたわけであるから、シラフでは眠りにくい。宿の周辺をぶらぶら歩いてみたがこれといった店もなく、目の前にある、ど派手な看板の小さな店に決めた
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初めて砂湯の体験をしたのは、鹿児島の指宿温泉の海っぺりにある「砂むし会館
砂楽」であった。波の音を聞きながら、はてしなく広がる青空と点在する白い雲をみつめて熱い砂に埋まること十分間、汗まみれ砂まみれを強烈なシャワーで洗い流して、温泉につかってあがったあとの、あの途方もない爽快感は忘れがたいものがあった . . . 本文を読む
柴又とくれば、まずはとにかく「だんご」だろう。高木屋にはいる。有名な草だんごともうひとつを注文した。酒呑みの辛党だから、渋茶を啜りながらでも甘すぎて草だんごはあまり食べられない・・・
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