「まことに申しわけありませんが、当ホテルのチェックイン・タイムは午後3時からとなっております」ひと昔前の公共系の宿はたいてい、どうにもこうにもまったく融通がきかなかった。フロントといえば役所の窓口なみの対応で、チェックインは三時からといったら、これは三時ジャストを意味していてロビーで延々と待たされる . . . 本文を読む
北海道・世界遺産である知床半島の、ウトロ温泉に行くには二通りの経路がある。ひとつはいわゆる裏側の東から攻める方法で、根室海峡に面した羅臼町を目指す経路である。知床は、羅臼町とウトロがある斜里町が共有しているのだ . . . 本文を読む
(おっ! 「大衆酒場 酒一番」・・・か、なんかいい雰囲気の店じゃないか)今夜は警固(けご)の辺で飲もうと思っていたのだが、入ってみるか。どちらかというと観光客目当てというより、もろに地元客御用達の店という感じである。博多の中州は、東京新宿の歌舞伎町、札幌すすきのと合わせて日本三大繁華街と称されている。高い店が多い中州だが、この親しみやすい感じの店ならそんなにボラレなさそうだ . . . 本文を読む
いい温泉での湯浴みは熟睡を約束してくれる。ましてやそこに適量の酒が加われば<爆睡確約>とすらいっていい。わたしも昼間の過密日程もあってだろう、川湯の夜は早々と眠り込んでしまったのである。途中、浴場の男女が入れ替えられた深夜に起きだして入浴はしたが . . . 本文を読む