温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

熊本城で、太平燕

2011-10-30 | 食べある記
「太平燕(タイピーエン)って食べたことありますか」もちろん、熊本の太平燕は知っているが残念ながら食べたことはない。そう正直に答えると、「なんだ(あんだけ熊本に行っているのに)食べたことないんだ」と斬り捨てるように言われてしまった。ちょっとだけ傷ついて、かなり口惜しい。だから九州旅に、太平燕を取り入れることにした。調べると老舗が四軒ほどあり、どの店がいいだろうか迷う . . . 本文を読む
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函館駅界隈

2011-10-26 | ぶらり・フォト・エッセイ
函館駅である。北海道を訪れると必ずこの界隈で、持ち帰る土産の最後の調達を行う。たいていの北海道土産や五島軒の洋菓子などもここらあたりで手に入る。だから何度もこの場所に来ているのだが、今回は特別な想いがあった。わたしは今年の三月下旬、実は新幹線で新青森、そこから特急に乗り継いで函館を訪れる予定であった。切符の手配もしっかりすんでいた。そこへ、三月十一日、あの未曾有の「東日本大震災」が起きた。当然のように旅の予定は潰え、泣く泣く切符の払い戻しをしたのである。列車での函館旅は結局、誰にも知られずにひっそりとなくなってしまったのだ . . . 本文を読む
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ラビスタ函館ベイ (1)

2011-10-23 | ぶらり・フォト・エッセイ
函館山の風景が、すぐ目の前に広がっていて息を呑んだ。かなり広い窓・・・である。先ほどカレーを食べた五島軒が、散策したハリストス正教会も公会堂も確認できる。目を下に転ずれば、赤煉瓦の金森倉庫群である。ベイエリアとはいえ、なんともすごいところに立地しているホテルだ。窓際には、手回しの珈琲ミルが置いてあるのがなんとも憎い。わたしは面倒くさいので使うことはないが、富良野の「森の時計」のカウンターみたいに喜ぶ客も多いだろう . . . 本文を読む
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懐かしの東京ラーメン (2)

2011-10-19 | 食べある記
長い旅をして帰ってくると、自分なりの儀式のようなものをする。長距離を車で走り続けて自分のホームグラウンドである横浜とか東京に、事故なくトラブルなく帰ってきて、頭では帰還したことをすぐに理解するのだが、わたしの身体のどこかが「旅」をしばらく引きずるのだ。こういうときには胃の腑を含めた身体が「横浜とか東京に帰ってきたぞ」と納得するものを食べるに限る。いつも呑むところで一杯やるのもいい。「儀式」と言っても「ようなもの」だから、それほどたいしたものではないのである。たとえば九月の九州旅(福岡、大分、宮崎、鹿児島、熊本)のときには、東京らしいラーメンを食べにいったのだ . . . 本文を読む
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五島軒界隈 北海道・函館

2011-10-16 | ぶらり・フォト・エッセイ
遅めの昼食を終えると、車を五島軒の駐車場に残して散策する。五島軒から函館の観光スポットはとても近いのだ。駐車料金込みと考えると、リーズナブルな昼食と言える。いくつもある五島軒の駐車場に管理人はいない。また、いたとしても横浜ナンバーなら大目にみてくれるだろう。函館は坂道の街でもある。石畳の坂、正面に函館湾、連絡船摩周丸が見えて眺めがいいことからコマーシャルで一躍有名になった八幡坂など名高い坂が数多い . . . 本文を読む
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五稜郭タワー 北海道・函館

2011-10-12 | ぶらり・フォト・エッセイ
五稜郭タワーが新しくなったと聞いて、寄ってみることにした。高所は苦手だが高い建物はまるで問題ない。タワーの展望台も、支える塔も、五稜郭の形をとりいれた五角形だ。わたしが登ったことのある旧タワー(1964年建造)は高さ60メートルだったのが、2006年に完成したこの新タワーは107メートルの高さだそうだ。旧タワーは新タワー完成後、同年に解体された。2006年完成・・・ということは、五年ほど北海道にご無沙汰していたことになる . . . 本文を読む
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大沼国定公園

2011-10-09 | ぶらり・フォト・エッセイ
登別温泉を朝の八時過ぎに出て函館に向かった。十一時を廻ったあたりで、国道を逸れて大沼に寄ることにした。大沼公園駅は函館から二十八キロほどで、ここまでくればあともう一息である。車を降りて外でもすこし歩きたい。大沼国定公園は約九千ヘクタールの総面積で渡島半島の中央に位置しており、活火山の「駒ヶ岳」と、噴火でできた大沼・小沼・蓴菜(じゅんさい)沼をはじめとする大小の沼、その周辺一帯が指定されている。あいにくなことに今日は駒ヶ岳が見えない。駒ヶ岳と大沼がセットでいい写真になるのだが・・・ . . . 本文を読む
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松之山温泉 新潟・十日町

2011-10-05 | 温泉エッセイ
松之山温泉は、国道をはずれてから思ったより遠かった。二度目だが随分と前のことなので、頭が勝手に記憶のなかにある経路を短くデフォルメしてしまったようだ。松之山を通り過ぎてもうすこし行くと、日本の原風景のような里山が広がる。温泉街の入り口で、百合のひと群れが歓迎してくれた。松之山温泉で入浴だけしたいなら「鷹の湯」という日帰り施設もある。その鷹の湯の周辺が温泉街で、宿が立ち並ぶ。本日の宿だが、「天の川観賞」というプランでの宿泊だ . . . 本文を読む
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読んだ本 2011年9月

2011-10-02 | 雑読録
九月は長旅をしてきた。六月に北海道三千百キロの旅をしたばかりなのだが、懲りずに今度は九州三千五百キロの旅をしてしまった。福岡、大分、宮崎、鹿児島、熊本を廻ってきたのだ。「千円高速がなくなって、それってコスパー的にどうなの? 海外旅行のほうがよっぽどリーズナブルでは・・・」そういう、ぐさりと抉るような、思わずうろたえてしまう真っすぐな問いかけには、猫のように耳を塞いで無視したい . . . 本文を読む
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