温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2016年11月

2016-11-30 | 雑読録
前に観た続編「続・深夜食堂」の封切日に切符を買ったら、いまどき珍しく全席自由席になっているので劇場に入ってお待ちいただいていますといわれた。うーん、そうだったのか。それなら封切日でなく別な日にすればよかったかと軽く後悔するが、これは後の祭り。前の回が終わるまでおとなしく並んだが、結果からいうと並ばなくてもいいくらいの空き具合であった。新宿の盛り場の裏通り。深夜十二時から朝七時ごろまで営業する小さな食堂「めしや」に集まる人間模様を描いた映画である。豚汁定食と酒類のみのお品がきだが、食べたいものをいって出来るものならなんでもつくってくれる。食べものにまつわるエピソード数篇で構成された映画である . . . 本文を読む
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天童温泉、ほほえみの宿(4)

2016-11-27 | 温泉エッセイ
(あれれれ、本当にここがラーメン屋かい)蕎麦とラーメン、それに地酒と酒肴を出す「嬉し庵」という店だが、ありがちな赤提灯もなくこぶしくるんくるんの演歌も流れておらず清潔で静かそのものである。代官山あたりのカフェみたいだ。(行ったことないが)さきほど、いけねぇとガバッと起きて時計をみると十一時前だった。満腹と酔いでいつのまにか布団の上に倒れこみ眠ってしまったようだ。残念ながら、予定していた「水車」のラストオーダー時間はとっくに過ぎてしまっている。たしか遅くまでやっているラーメン屋が一階にあったはずだ。寝酒がわりにいってみるかと、降りてきたのだ . . . 本文を読む
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仙台、分町で吉次(2)

2016-11-23 | ぶらり・フォト・エッセイ
ホテルでもらった地図を頭に叩き込むと、タクシー利用を勧められたが二キロもないので国分町へは歩いていった。二十分足らずで賑やかな(国)分町通りに着き、住所をたよりに目当ての店を探しだすとちょうど開店五分前だった。灰皿があったので一服しているうちに看板が灯されたので地下の店に降りていく。わたしは勝手に「まる特」と短く呼んでいるのだが、実際の店名は「浜の漁師居酒屋こちらまる特漁業部」とあきれるほど長い。ここが本店だが仙台のあちこちにあり、山形に一店舗、東京にも二店舗だしている。入口には本日供されるのだろう、活きのいい魚介が入った魚箱(とろばこ)が積みあげられている . . . 本文を読む
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天童温泉、ほほえみの宿(3)

2016-11-20 | 温泉エッセイ
夕食は、オープンキッチンとワインセラーの周りを個室が並ぶ食事処だった。前菜は赤西貝の素焼き、あけびの甘味噌子持ち昆布、さんまの西京焼き、長芋梅肉ピクルス、芋がらきんぴら白昆布巻、ブランディー焼き栗、だだちゃ豆豆腐紅花入りソース。それに海の幸盛り合わせの刺身。どれも上質で上品な量が、酒呑みには嬉しい。芋煮の大鍋とサラダバーは個室の前に用意されていて、セルフで好きなだけ食べられる . . . 本文を読む
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仙台、分町で吉次(1)

2016-11-16 | ぶらり・フォト・エッセイ
車を仙台駅西口近くのビジネスホテルのパーキングタワーに放り込むと、駅前のアーケード商店街「ハピナ名掛丁(なかけちょう)商店街」をぶらついた。(うぅ・・・寒い!)この日、仙台にはウィンド・ブレーカーでも買うかと真剣に悩むほどの寒風が吹きわたっていた。脇道にシブい蕎麦屋を見つける。とにかく温かい蕎麦でも食べるとするか・・・。遅めの昼食なので、軽めの一番安いかけそばにすることにした。夕方から国分町での贅沢も考えてのことだ . . . 本文を読む
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天童温泉、ほほえみの宿(2)

2016-11-13 | 温泉エッセイ
なにはともあれ目にもとまらぬ速さで浴衣に着替えると、タオルを引っつかみ一階の大浴場に急ぐ。さすがは天童、浴場の入口にもロビーで見かけたと同じ将棋盤と駒のセットが置いてある。脱がれたいくつか先客のスリッパをみつけて、一番じゃないのかよと少しテンションが下がった。マッサージ機が並ぶあたりから複数の女性の声が聞こえる。滝の湯は日帰りの温泉もやっているのだ。男性浴場の更衣室にはまったくひとの気配がなかったので、やれやれと安堵する . . . 本文を読む
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クラゲ水族館(2) 山形・鶴岡

2016-11-09 | ぶらり・フォト・エッセイ
もちろん水族館なので、クラゲばかりではなく、魚は庄内地方の海や川に生息するものだけを展示しているという。クロソイ、数種のメバル、カジカ、アイナメ、カレイなど酒の肴になりそうな旨そうな魚がいっぱい泳いでいる。コブダイもいる。ズワイガニやエビ、海亀たちもいた。ショータイムもあるのだが、「アシカショー」は終わる寸前の残念なタイミングだった。もうすぐ始まる「ウミネコの餌付け」には非常に興味をそそられたが . . . 本文を読む
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天童温泉、ほほえみの宿(1)

2016-11-06 | 温泉エッセイ
天童、といえば温泉と将棋駒をまずは思い浮かべるのではないだろうか。天童駅東口から真っ直ぐに延びる道を約九百メートル、徒歩で十五分ほど歩いた広重美術館あたりからが温泉街で、立派なホテルが林立している。将棋にゆかりがあるところから、歴史のある名人戦、最高峰の竜王戦などのタイトル戦の大局場として天童温泉が必ずといっていいほど選ばれる。温泉街・・・というと、たいてい浅い川が流れ、あちこちから湯煙が立ちのぼり、櫛比する飲食店のところどころにスマートボール屋とか射的屋、それに温泉まんじゅう屋があったりするイメージがわたしにはある。天童温泉はそのイメージを裏切って、フツーの街の雰囲気が強い。山口の湯田温泉も同じく街中に忽然といった感じなのだが、湯田のほうがまだ風情がある。だから、日帰りで二度、宿泊も二度しているのにどうも書く意欲が湧かなかったのだ . . . 本文を読む
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読んだ本 2016年10月

2016-11-02 | 雑読録
日本橋で「ジェイソンボーン」を観た。シリーズ最新作である。これが想像どおり、いや想像以上に面白かった。帰りに三越の向かいにある島根県の物産館に寄ってみたら、なんと松江で食べた「しじみラーメン(味噌味)」を発見して狂喜してしまった。さっそく購入したが、これでいつでもここに来れば手に入るので秘かにニンマリする。県外では手に入らないはずの「どじょう掬い饅頭」もあったのにはビックリした . . . 本文を読む
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