温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

太秦映画村(4)

2017-01-29 | 京都点描
あの「日光江戸村」も江戸時代に特化している点については、時代劇本場の太秦映画村と比べてもけっこう遜色がないことを認識できた。ただ、ふつうの晴れの日だったら「ちゃんばら辻指南」や「大江戸大道芸」、「あおぞら忍者教室」や「おいらん道中」などを現役映画俳優の卵たちもまじって演じられるので太秦にはかなうまい。日光江戸村と同じように太秦映画村でも変身体験ができる。子どもたちに大人気な忍者衣装は、「からくり忍者屋敷」の脇に貸出処がある。夏で二色、冬で五色ある衣装代は納得の千円と安いが、別途保証金が二千円とられる。でも、忍者に変身して映画村のセットのなかで写真を撮れば心に残ることだろう . . . 本文を読む
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伊豆山温泉、あたみ桜と日の出(1)

2017-01-25 | ぶらり・フォト・エッセイ
伊豆の春は早い。ただし草木に限っての話だ。人間サマにとっては恐ろしく底冷えがする伊豆の冬だが、桜や梅などの樹木は土壌に潜む春の兆しの温暖さを掠めとり、暖かい陽光を貪るのだろう。熱海駅から坂道を降り糸川に出ると、なんと桜が満開であった。あたみ桜は昨年の十二月初旬に、例年より十日ほど早く開花したそうである。「オー、桜まつりの初日だというのに満開だぞ!」「やったね」「なんか運がよかったな、オレたち」群がった人だかりの溜息まじりの歓声のなかからそんな声が聞こえた . . . 本文を読む
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伊東温泉、会心の一日(3)

2017-01-22 | 旅エッセイ
「芋焼酎の水割りと・・・お刺身の『独身』をとりあえずください」この店の自慢料理の刺身盛り合わせは一人前が「独身」九百八十円、二人前が「三男」千九百六十円、三人前が「次男」二千九百円、四人前が「長男」三千九百円となっている。外湯「小川布袋の湯」で身体からきれいさっぱり昼の酒毒が抜け、宿で一服すると完全に素面状態にリセット完了した。さて、そろそろ一杯やりにいくとするか、と元気いっぱいで湯の花通りに向かったのだった。よく呑む店は三軒あるのだが、最近は刺身が安くて旨いこの「U」をもっぱら選ぶ . . . 本文を読む
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太秦映画村(3)

2017-01-18 | 京都点描
裕福な商人や大店の番頭などを別にすれば、江戸で暮らすといえば借家の長屋住まいだった。ひと口に長屋というが二種類あって、蕎麦屋とか小間物屋とかの小さな商いをする商人は表通りに面した表長屋を借りた。現代でいえば店舗付きの住宅だ。職人一家や、青物や魚などをはじめとしたいわゆる棒手振り(ぼてふり=行商人)の一家など、多くの江戸庶民は裏通りの路地にある裏長屋を借りて住んだ。仕官かなわぬ内職浪人たちも裏長屋だ . . . 本文を読む
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伊東温泉、会心の一日(2)

2017-01-15 | 旅エッセイ
伊東温泉には数え切れないほど来ているのだが、そういえば外湯に入ったことがない。なぜかというと、伊東の外湯は、いずれも午後三時からとか四時からが多く、その時間には既に宿にチェックインしてしまっているのだ。伊東は宿の湯も掛け流しが多い。意外と知られていないが、伊東温泉は源泉数で別府、湯布院に次いで全国三位、全国有数の湯量を誇っているのだ。だから、目立たないが伊東の町には低料金の外湯(共同浴場)が十湯もある。そのうち八つの入口には七福神の石像が一体づつ祀ってある。数が合わないのは、布袋尊だけが岡と小川の二湯あるのだ . . . 本文を読む
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太秦映画村(2)

2017-01-11 | 京都点描
にゅうめんで身体がほっこりと温まった。では、まずはたっぷり江戸情緒を楽しむとするか。あいにくの雨で客足が少ないが、嵯峨野・嵐山で紅葉狩りした観光客が午後には押しかけてくるかもしれないから。徳川吉宗のころ、人口が急増して百万都市となった江戸には「日千両(ひせんりょう)」といって一日千両ものお金が動く商い場所が朝・昼・夜で三カ所あったそうである。時代小説好きなので自慢でないがこれは知っていた。朝千両は魚河岸(日本橋)、昼千両は浅草の芝居町、そして夜千両吉原である。千両はいまでいう億の単位の金だ . . . 本文を読む
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伊東温泉、会心の一日(1)

2017-01-08 | 旅エッセイ
伊東駅を出て、湯の花通り入口にあるパン屋の江戸屋の前にあるラーメン屋が長年ずっと気になっていた。「くっちゃい亭」という人を喰ったような店名のラーメン屋なのだが、なにかしらためらいを生じさせるものを感じて入ったことは一度もない。興味はある。今日も店先で熟年夫婦がためらっているのを見てなんとなく近づいたら、ついに意を決したように夫婦が入った。その瞬間、店内にちらりと見えた小上がりの座敷と卓の上にある灰皿で、入ってみようとわたしも意を決したのだ . . . 本文を読む
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太秦映画村(1)

2017-01-04 | 京都点描
京都駅から嵯峨野線の亀岡行きに乗った。トップシーズンのため、満員の乗客のうち半分ほどが外人観光客である。嵯峨野や嵐山方面の紅葉狩りの乗客が殆どらしく、五駅目の太秦駅で降りる客は案外少なかった。昨年訪れた日光江戸村が思いのほか面白かったので、そのときに太秦映画村もこの次京都にいったらまたいってみようと思ったのだった。路に掲げられた案内に従い、京都側にあるJRの踏切を渡り、嵐電の撮影所前駅横の線路を渡って小路を左折する。(あった! 映画村・・・)案外近かったな . . . 本文を読む
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謹賀新年 2017年

2017-01-01 | つぶやき
あけましておめでとうございます。謹んで皆さまのご健康とご多幸をお祈りいたします . . . 本文を読む
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