温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

マルカンデパート大食堂(1) 岩手・花巻

2010-07-28 | 食べある記
花巻市役所の駐車場にちゃっかり車をとめると、短い坂を下って交差点のところのデパートに戻った。(うん、ここだ・・・)目の前にある、マルカンデパートの大食堂で昼食をとるのである。最近ふと気がつけば時代の趨勢だろうか、都心のデパートには大食堂がなくなってしまった。その昔一家でデパートにいって、子どもたちは親たちの買い物につきあい、大食堂でお子様ランチを食べて、屋上の遊具で遊ぶのが楽しみだった。デパートへ行く、ということが一大イヴェントの時代があったのである。ついこのあいだテレビの番組でみたのだが、その昭和レトロな大食堂がここにはまだ息づいているらしいのだ . . . 本文を読む
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水の町 岐阜・郡上八幡

2010-07-25 | ぶらり・フォト・エッセイ
山の上から町を見下ろしている城は、別名「積翠城」とも呼ばれている郡上八幡城である。郡上八幡といえば「郡上おどり」が有名だが、清流の町としても知られている。町をちょっと歩けば川にぶつかる。流れる水が辺りをひんやりとさせ、そぞろ歩くひとに涼を感じさせてくれる。町のなかにもあちこちに水路が整備されている。もともとは防火が目的で巡らされたものだが、いまは大事な観光資源となっているのだ . . . 本文を読む
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けいちゃん 岐阜・郡上八幡

2010-07-21 | 食べある記
(けいちゃん・・・いったいなんだろう。どんな料理なんだろう)岐阜の関で高速を降り、郡上八幡に向かっていく途中に「けいちゃん」という料理名をあちこちの食堂で見かけた。サービスエリアでも、そういえば見たように思う。中華系では「けいちゃんラーメン」なんていうのもあった。想像では奄美の鶏飯(けいはん)のように鶏を使った料理で、炒めるの「チャー」が変化したものではないだろうかと考えた。それなら食べられそうだ . . . 本文を読む
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続・秋保温泉 (2)

2010-07-18 | ぶらり・フォト・エッセイ
今ではどこも一般客に宿泊しやすい料金で売っているが、どっこいさすがは秋保温泉である。わたしにはまず縁のない、富裕層向けの宿もまだまだ健在である。このホテルも、低層で部屋数の少ない贅沢三昧の新館が眼下の広い敷地に広がっている。きっとこちらには人件費もふんだんに使われているのだろう。低層の宿イコール高級宿なのかもしれない . . . 本文を読む
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ぼら待ちやぐら 石川・穴水

2010-07-14 | 一枚の写真
わたしは、じっとしているのが大の苦手である。床屋で小一時間、じっとしているのも耐えられない。苦痛なのだ。それに比べれば、八百キロを走り抜けるほうがずっとましで、わたしにいわせれば楽だ。変なヤツなのである。とんでもない漁法が日本にはいろいろあるもので、ひたすら待つ、という漁が能登の七尾あたりにあった . . . 本文を読む
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続・秋保温泉 (1)

2010-07-11 | ぶらり・フォト・エッセイ
食事会場で夕食をすませた客と一緒にわたしもエレベーターに乗りこんだ。「ねぇ、見て! ものすごい綺麗な夕焼けよ」「本当だけど・・・なんか、また地震でもくるんじゃねぇか」 外に張り出したガラス張りのエレベーターのなかで、年配のカップルの会話に思わずわたしも振りむいてしまう。このカップルは、宮城か岩手在住で二年前のいまごろ起きた大地震を身震いしながら思いだしているのかもしれない . . . 本文を読む
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読んだ本 2010年6月

2010-07-07 | 雑読録
梅雨どきの六月といえば紫陽花がきれいなときで、たしかに雨に濡れている紫陽花はみとれてしまう。紫陽花は万葉集にも詠まれている歴史の古い花である。花びらにみえるのは「萼(がく)」で、本当の花は中心部分の丸い粒のような部分だ。花色だが、土壌の酸性が強いと青みがかり、アルカリ性が強いと赤みがかるといわれている。箱根の登山電車も六月中旬から七月一杯まで、ずばり「あじさい電車」と名づけて、沿線に咲く一万株の紫陽花を見物する客でにぎわう . . . 本文を読む
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松島

2010-07-04 | ぶらり・フォト・エッセイ
いよいよ松島にいけば、わたしの日本三景の旅も無事に「あがり」である。となれば、なにはともあれ前祝いをせねばなるまい。途中の塩釜は寿司で有名である。宮城県は気仙沼、石巻、塩釜の寿司を「みやぎ寿司街道」として観光客増大を図っているのだ。塩釜の寿司屋を事前に調べてみたら、有名な数店はバカ高いとか横柄だとかの噂もあった。道を間違えながらも、料金が一番リーズナブルだった「大寿司」という店に辿り着いた。カウンターと小上がりだけの小体な店である . . . 本文を読む
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