温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2013年7月

2013-07-31 | 雑読録
酒場情報もクチコミが誠に有用である。ちょっと高いですが、酒呑みが必ずや気にいる店を一軒ご紹介します。肴はなんでも美味しいです。ただ、店の名前と場所はできれば周りにいわないでください。と、酒呑みの知合いに言われ、もちろん条件を承知して、簡単な地図を書いてもらいある夕に秘かに行ってみた。カウンターの上に大皿料理がいくつか並んでおり、そのなかの銀だらの煮付けが眼にとまったのでとりあえず注文してみる。あと、お勧めの大分の釣り鯵を追加で頼む。 . . . 本文を読む
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野地温泉 (3)

2013-07-28 | 温泉エッセイ
山の湯宿では食事をあまり期待してはいけない。温泉がご馳走である。ここにはいくつものすばらしい温泉があるのだが、日帰り客が多いのと、きっちりと男女の時間帯が分けられているので、全部はいるのはなかなかに難しい。ましてや、浴場に誰もいない瞬間にすかさず画像を撮るのは、努力だけではなく運も必要とするのだ。チェックイン時間からチェックアウト時間ぎりぎりまで、まるでお百度参りのように足しげく浴場通いをした結果、なんとか画像をものすることができた . . . 本文を読む
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山形、ラーメンセット

2013-07-24 | 食べある記
餅も麺類もすこぶる好きなわたしである。搗き立ての餅とラーメンをセットで食べられる店が山形に多いと聞き、矢も盾もたまらず駆けつけてしまった。山形県の中央部、河北町あたりに多いらしいのだが、旅のついでではちょいと遠回りになる。旅の通り道である山形市周辺の一軒を選択した。店に入ると、どうやらわたしが最初の客であった。なかなか小奇麗な店である。メニューをみて、珍しく悩む。お茶が運ばれてくる。納豆と決めてきたのだが、大根おろしも捨てがたい。どうしようか。「すみません! 納豆餅とラーメンのセットをください」悩んだら、初心貫徹だ . . . 本文を読む
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野地温泉 (2)

2013-07-21 | 温泉エッセイ
(よしよし、入り口に男性の表示が出ているぞ)思ったとおり、更衣室には誰もいない。浴衣を脱ぎすてると、浴室に入って思わず息を呑む。外の陽が完全に落ち切っていないが、夕暮れの煌めきが浴室に静かに忍びこみ灯の柔らかな黄色い光に寄り添って、なんとも幽玄とも幻想的ともいえる趣だ。湯口から注がれる源泉の音ばかりが浴室を支配している . . . 本文を読む
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精養軒のカレー

2013-07-17 | 食べある記
江戸時代からの花見の名所である上野の山、その奥に佇む東叡山寛永寺の根本中堂。天海が開山した上野の寛永寺は、この寺を開基した家光の代以降、芝の増上寺とともに徳川家の菩提寺である。天台宗の本山として強大な権勢を誇ったのだが、旧幕府軍と新政府軍との戦闘、いわゆる上野戦争で主要な伽藍を焼失してしまった。さて、そろそろ上野精養軒も開店しているころだろう。昼前に入れば空いていると読んだのだがもう六、七名が並んでいる . . . 本文を読む
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野地温泉 (1)

2013-07-14 | 温泉エッセイ
浴衣に着替えると気合をいれ、いざ温泉に向かう。気合をいれたのは、いくつもゆっくりと入りたい風呂があるからである。ぜんぶで風呂は六つある。男性が入れるのは四つ、内湯の「千寿の湯」、露天風呂の「鬼面の湯」、内湯と露天がある「天狗の湯」、男専用の内湯である「剣の湯」とある。専用内湯のほかの風呂は、男女が細かく三時間交代で入れ替わる。つまり入れる時間は限られているのでなかなか思ったようにはいかない。日帰り入浴で全部制覇はとても無理なので、温泉好き(オレだ)なら宿泊せねばならないのだ . . . 本文を読む
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ばすちゃんとかけそば

2013-07-10 | ぶらり・フォト・エッセイ
陸の孤島と呼ばれるほど遠い和歌山までわざわざ足を伸ばさなくても、福島にも猫の駅長はいる。駅の脇にある原っぱみたいな駐車場に車をとめた。会津鉄道芦ノ牧温泉駅である。この駅に「ばす駅長」がいる。ばす、と言う名前はトトロに出てくる猫バスからとったそうである。特製の駅長室があるが、気まぐれな猫がおとなしくそんなとこにいるわけもない。(いたいた・・・よしよし)まだ午前中だがさすがに猫である、もう昼寝をしているようだ . . . 本文を読む
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はまなす温泉(2) 石川・羽咋

2013-07-07 | 温泉エッセイ
一時間ほど昼寝をして、夕方のニュース番組を見ているうちに夕食の時間になる。一番早い時間帯を選択したのだ。テレビの電源を切り、期待半分くらいで一階の食堂に向かう。今回この宿は、ステーキプランという宿泊プランで泊まってみることにした。いままでも、居酒屋プランとか街飯プランとか変わったプランで宿泊して、どれも期待以上に良かったのだが、今回はどうだろうか . . . 本文を読む
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読んだ本 2013年6月

2013-07-03 | 雑読録
上野の山をぶらぶら歩く。その昔、よく歩きまわって江戸時代の茶屋みたいなところで、茶を飲みながらだんごを食べた。何度か行ったことを考えると、そのだんごはきっと飛騨高山のみたらしだんごみたいな醤油味だったのだろう。まだあったら嬉しいが、もう、ないだろうなあ。こんなところに稲荷神社があるとは知らなかった。俗に江戸名物は「伊勢屋、稲荷に犬の糞」といって、江戸時代にはどこにでも稲荷や伊勢屋という屋号の店はあったのだ。犬のなんとかも。いまでも深川あたりには伊勢屋という店は多い . . . 本文を読む
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