温泉クンの旅日記

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岡山美作、湯郷温泉(1)

2016-09-11 | 温泉エッセイ
  <岡山美作、湯郷温泉(1)>

 米子自動車道の蒜山インターで高速を降りて下道を走る。
(おっ、見えてきたぞ。湯原温泉で泊まった、あの宿だ・・・)



 岡山北部にある三つの名湯「湯郷(ゆのごう)」、「湯原(ゆばら)」、「奥津(おくつ)」は古代から美作三湯(みまさかさんとう)として知られている。
 随分前だが、美作三湯を廻ったことがある。

「湯原(ゆばら)温泉」の湯原ダムのそばにある混浴露天風呂「砂湯」は、露天風呂番付で西の横綱に選ばれている。湯はアルカリ性単純泉だ。
「奥津温泉」は川沿いに自家源泉を持つ老舗旅館が並び、湯はこちらもアルカリ性単純泉、漂泊成分を含んでいるためすべすべになる美肌効果があり「べっぴんの湯」として知られている。

 三湯は固まっておらず点在しているので、結構三つ廻るのは時間が掛かるのだ。東京方面に一番近いのが湯郷温泉で、湯郷温泉から奥津温泉までは約五十キロ、高速を使っても小一時間かかる。さらにそこから小一時間走れば湯原温泉である。
 そのときは湯郷と奥津を日帰り湯で入り、湯原温泉に泊まったのだった。

 湯原温泉の日帰りでさっぱりしてから、昼食でも食べるとするか。川沿いの駐車場に車を止めると、タオルを持って温泉街に向かう。





「元禄旅籠油屋」で日帰り料金を尋ねると千八十円と言われて、海老が逃げるようにあっさりと引きさがり、慶長年間に開基した温泉寺薬師堂前にある、六百円の市営の「湯本温泉館」に変更した。

 汗を流してさっぱりすると、腹も減った。温泉街の食堂に入って稲荷つきのうどんを注文した。



 奴もついていてなかなかのボリュームだが、肝心のうどんの味がいけませんでした。
 なにしろ往路の高速の岡崎サービスエリアで食べたうどんが抜群に旨すぎてまだ忘れられないのだ。長い時間待たされた甲斐がある美味なうどんだった。



 明治創業の老舗、元祖釜揚げの「大正庵釜春」と比べるのはさすがに酷か。

 二度目の美作三湯だが今回は時間がないので、奥津は飛ばして湯郷温泉の宿泊だ。
「湯郷(ゆのごう)温泉」は千二百年前、円仁法師が傷ついた一羽の白鷺に導かれて発見したと伝えられ、あちこちに円仁像がある。別名「鷺の湯」とも呼ばれている霊験あらたな薬湯は硫黄臭がある塩化物泉だ。



 本日の宿は「ポピースプリングス リゾート&スパ」である。





 ラグジュアリーホテルとか、デザイナーズホテル、といった感じである。



 どちらかというと込入った旅館街のなかに突然ドーンとあるよりは、丘の上に建っているほうが似合う建物だ。


  ― 続く ―


   →「胡麻豆腐」の記事はこちら
   →「八方目」の記事はこちら



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あなたの夢は何ですか? (あなたの夢は何ですか?)
2022-08-03 09:33:15
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