そうして締めの水菓子である特製デザートを賞味すると、食事会場を後にして再び二階の大浴場に向かった。先客がいてさきほど写真を撮れなかったが、大多数が食事中のこの時間帯ならまず誰もいないという読みである。いうまでもなく、大の温泉好きなので食事にいくときでも得物のタオルは忍ばせてきているのだ . . . 本文を読む
有楽町駅にある立ち食いそば店「名代後楽そば」が、JR耐震補強工事のため今年五月に閉店してしまったと、つい最近遅ればせながら知った。また再開してきっと訪れることになるのだろうが、取り急ぎ心覚えに記事にしておくことにした。丸の内で働いていたころ、有楽町駅で二食目の朝メシを食べるのを常としていた。若さゆえの悪しき風習であるが、歳を重ねてもいまだに名残が残っている。東京寄りの改札を出たときは、そのまま珈琲スタンドでカレーライスを食べた。(名前も思いだせないが、今、その店は無い)カレーライスが多いが、もちろんトーストとかホットドッグの日もたまにあった。中央と銀座寄りの階段を降りたときは、後楽の焼きそばだった . . . 本文を読む
夕食は食事処、百四十席あるという広い和ダイニング「芙蓉」だ。部屋食と違い、食べきれず残しても言い訳を考えなくていいから気楽である。会場に入る前に喫煙スペースがある場所をすかさず横目でチェックするのは忘れない。本日の夕食は他のひとの食べている上等コースの料理はあまり見ないようにするつもりだ。わたしの夕食はたぶん下から二、三番目くらいのコースだと思う . . . 本文を読む
山形県で唯一の水族館で、正式名称は鶴岡市立「加茂水族館」である。五十種類以上のクラゲが展示されている、ここは世界一のクラゲ水族館だ。わたしが訪れる丁度一週間前には、山形訪問中の両陛下が見学に見えたそうである。入場料金は千円と驚くほど安い。ところで、クラゲの画像を恐ろしいくらい多くの枚数撮ったのだが、安いカメラで腕も悪いこともありピンボケしてたり大勢の観客が映りこんだりして使えるのが少ない。クラゲの名前も同時に撮ったのだが、個別の名前など不要のような気がするので書かないことにした . . . 本文を読む
順番は大事だ。一階の源泉のある大浴場に先に入っておいて本当に良かったと思う。ただし一階にある「桃源山水」の大浴場と庭園露天風呂「桃里の湯」だが、男性が利用できるのは午後二時から午後七時半までである。それを逃すともうチェックアウトまでまったく利用することはできない。温泉好きな男性は遅めのチェックインだとすぐに食事になり、なんだこの宿の温泉はと勘違いして、しなくていい落胆を味わってしまうので要注意である . . . 本文を読む
新潟はいろいろ旨いものがあるが、とにかく基本中の基本であるコメが旨い。旅先での昼メシに麺類がやたらに多いわたしだが、新潟に来ると、どうしてもメシが食べたくなってしまう。ところが最近では山形の「つや姫」の猛追やら、青森の「晴天の霹靂」だのに足音高く追いあげられてきて、ついに新潟も「コシヒカリ」の次代を継ぐ「新之助(シンノスケ)」を開発、今年試験販売されいずれ近いうちに登場が期待される。今回の新潟メシは評判高い「五頭の山茂登」新潟店で、名物だという釜飯にしてみた . . . 本文を読む
温海温泉には五度以上訪れている。(まったく、つくづく立派な旅館だなあ・・・)来るたびに、温泉街の川沿いにあるドでかい萬国屋を横目で見あげて思っていた。創業三百余年の老舗宿である萬国屋の総部屋数は百二十室を超える。経験上、箱がでかい宿の温泉は得てしてクルクル循環のがっかりする温泉が多い。だからいままで敬遠してきたのに、訪れる気になったのには訳がある . . . 本文を読む
「お待たせしました」右の背後から手が伸びてきて、大きな皿がカウンターに置かれた。一瞬、通電したスタンガンに触れたように身体がのけ反り、目が点になった。次いで顎がはずれた。(ような気がした)<ぎょぎょぎょォ~! こんなにいっぱい、嬉しい~>さかなクンだったらバンザイして笑みくずれてそう言うと思うのだが、わたしはただただ唖然とするばかりだ . . . 本文を読む
朝になって、到着日には一度も行かなかった温泉にいってみることにした。この時間帯では姉妹館の湯郷グランドホテルまで出かけても混んでいる最中だろう。同じ敷地内ではなく、狭い公道を渡った別棟になっている。(やっぱり、ね・・・)天然温泉と謳っているが、思ったとおり加温、加水、循環濾過、塩素系薬剤使用である。まあ髭剃り目的なので、まったく腹は立たない . . . 本文を読む