温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2016年3月

2016-03-30 | 雑読録
今月食べたもののなかで、ふたつハマってしまったものがある。まずは、アヒージョ。いままで食べたアヒージョはいったいなんだったんだろうと思うくらい、海老がプリプリ、茸がシャキッとした、なんとも絶品な味わいだった。これに似合うのは水割りなどダメで、より強い酒だ。思わずメニューをみて日本酒を注文してしまった。厳選した新鮮なオリーブオイルと鷹の爪、大蒜を使い、具材たちの下ごしらえがすべて完璧だった。もうひとつは初めて入った居酒屋で、なんだろうと思って注文した「紅しょうがの天ぷら」。紅しょうが嫌いなら思わずドン引く、オンリー紅しょうがの直球ズバババーン、だ . . . 本文を読む
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館林、分福茶釜の寺

2016-03-27 | ぶらり・フォト・エッセイ
群馬県館林にある「茂林寺(もりんじ)」は<分福茶釜>で有名な寺である。総門までの短い参道にある、どの土産物屋にもタヌキの土産が山のように陳列されていた。総門(通称黒門)から山門(通称赤門)に至る参道にも、両側に二十一体のタヌキの像がずらりと並ぶ。(そういえば分福茶釜って、どんな話だっけか・・・)しかし、わたしの場合などタヌキの昔話といえば「しょじょじの狸ばやし」がまず思い浮かべてしまう。山奥にある寺でタヌキが化かして脅かしたり、「ぽんぽこぽんぽこ」腹鼓で不眠症にさせたり和尚を居つかせない話だ。分福茶釜の話がすぐには思い出せない . . . 本文を読む
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足利の老舗蕎麦

2016-03-23 | 食べある記
大正十五年創業の老舗蕎麦屋、「足利一茶庵本店」・・・だ。どうみても料亭のような立派な佇まいである。左手の引き戸を開けて店の中に入ると、簡易な丸椅子が縦一列に並び、椅子数ぴったりの六名の客がおとなしく座っていた。二名ひと組とすると、四番目か・・・。並ぶのが大嫌いなわたしである。すこし悩むが外は雨だし、そうそう来られないので諦めて列の後尾に立つことにした。ガラス張りの蕎麦打ち場の横、すぐ眼の前の壁にでかでかと一茶庵の系譜があったので暇潰しに読む . . . 本文を読む
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館林、躑躅ヶ岡公園(2)

2016-03-20 | ぶらり・フォト・エッセイ
「朝陽の小径」をてくてく歩き、梅林からかなりの距離がある躑躅の庭園に向かう。この「躑躅ヶ岡公園」の起源だが、館林城主である徳川家康の勇将「榊原康政」が寵愛した「お辻」という美しい側室が正室の妬みをかい執拗な嫌がらせを受け、ついには城沼に身を投げてしまったという。その側室の霊を弔うために、側室の名前にちなんだつつじを城沼の南岸に植えたのが始まりと言われている。二十二代城主秋元志朝などにいたっては「一枝を折る者は一指を切る」という、恐ろしく強烈なお触れを出して躑躅を保護したと伝えられている . . . 本文を読む
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五反田、ガード下のラーメンとうどん

2016-03-16 | 食べある記
行列ができる店イコール旨い店とは限らない。店側が意図的に行列をつくることはさほど難しいことではないのである。行列は「味」を決して保証しないのだ。五反田のガード下に気になっている店が二軒あった。昼どきは行列が絶えないので、並ぶのが大嫌いなわたしはいまだに入ったことはない。すでに百回以上前を通っているのに、だ。旅先ならともかく時間に縛られる勤務日の昼に、それも往復三十分も費やす五反田で味も知らない店に並ぶなど愚の骨頂。でも癖でチェックは欠かさない。長い間みたところ、どうやら二軒の行列はホンモノだ。今日はどうだろうか・・・ . . . 本文を読む
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館林、躑躅ヶ岡公園(1)

2016-03-13 | ぶらり・フォト・エッセイ
蝋梅(ロウバイ)の黄色い花が香り高くとても綺麗だ。蝋梅をこんな間近で見るのは初めてのことだ。蝋梅には梅の字が付いているが梅の仲間ではない。梅は「バラ科サクラ属」だが、「クスノキ目ロウバイ科」である。蕾や花から抽出した蝋梅油は薬になる。「蝋梅花」と呼ばれる漢方薬で解熱、鎮咳、火傷に効く。水虫に効くという「蝋梅油」にもなる。湯島でたしか数少なく近くに寄って見られなかった紅梅だ。もちろん、白梅の樹もたっぷりある。ここは、館林にある「躑躅(つつじ)ヶ岡公園」である . . . 本文を読む
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日比谷、アーカイブ・カフェでサッチモ

2016-03-09 | ぶらり・フォト・エッセイ
「日比谷公会堂」が耐震工事のために今年四月から長期休館になるというニュースを見ていたら、館内にある、わたしが好きそうなレトロな雰囲気のカフェも直前の三月十五日で閉店するという。「なんだなんだ、そんなカフェあったなんて知らないぞ!」思わず声に出してしまう。開店したのが平成二十三年五月ということなので、五年前だ。わたしが知らないのも無理はない。十五日に閉店か・・・間に合うな。よし、行ってみよう . . . 本文を読む
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たまの熱海で旅気分(3)

2016-03-06 | 温泉エッセイ
夕暮れになり、そろそろ湯の街に繰りだすことにした。坂を下りて市役所近くの糸川沿いを歩く。「夜目遠目笠の内」というが、桜にもあてはまるようだ。夕暮れのかすかな闇を薄衣のようにまとってそれなりに美しい。昼間見たときには、萎れて色落ちした早咲きの桜が未練がましくあちこちの枝にへばりついていかにも寂しげだったのだ。チェックイン前に歩き廻って決めていた店は「魚庵(ととあん)」である . . . 本文を読む
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読んだ本 2016年2月

2016-03-02 | 雑読録
「シックスパックって知ってますか?」えっ、まさかよくスーパーのチラシで見かける、目玉商品の「玉子六個入りパック」とか「牛乳1リットル入り紙パック六個」がなんとこのお値段で、とかの話じゃなさそうだ。「やっぱり知らないんですね」顔色をずばり読まれて突っ込まれる。腹筋のことなんですけど、と他の同僚と顔を見合わせて笑われた。うーん、悔しい。禁酒している一ヶ月間、暇を持て余してスクワットや腕立て伏せや腹筋も毎日やったが、まったくそのシックスパックなどにはならなかった。 . . . 本文を読む
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