温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

稲庭饂飩 秋田・湯沢

2009-07-29 | 食べある記
秋田県湯沢にある、創業万延元年の「佐藤養助本店」。湯沢の田園風景にいい加減飽きたころ、稲庭の町にはいってすぐの国道沿いにみつけられる。客が多いので駐車場もいくつか持っている。店の前には、警備というより交通整理なのだろう、口調が丁寧なガードマンが立っていた。たしか前回この本店を訪れたのは、十年くらい前だ。以来、この店のあちこちの支店で食べたり、土産で持ち帰って食べたりしている . . . 本文を読む
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平山温泉 熊本・山鹿

2009-07-26 | 温泉エッセイ
なんでも平山温泉は、地元九州では第二の黒川温泉といわれているそうで、たいそう気にはなっていたのだ。開湯は1300年前といわれるから、歴史は古い温泉である。山鹿の街を抜けて、それほどの距離を走らないうちに平山温泉にはいった。道に沿ってはいるが、道からはすこし離れたところに旅館が点在している。古びた神社の脇の道を奥に進むと、風情のある古民家風の宿があった . . . 本文を読む
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恐怖の駐車場

2009-07-22 | 旅エッセイ
素泊まりで格安の名前だけは立派なホテルは、三原の駅前にあった。なんとか国際ホテルとか、なんとかグランドホテルとか言うところに、大体ろくなところはないのだ。駐車場の表示があったので、曲がると立体駐車場の入り口があった。「はい、前へ進んでください」かなり狭い入り口で、高さも低い。わたしの車は普通乗用車ではないので、あんがい広めでしかも車高は高めなので不安になる . . . 本文を読む
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尾道を歩く(3)

2009-07-19 | ぶらり・フォト・エッセイ
とりあえずのお目当ての「猫の細道」にいってみたい。乗り場の左側には、大林映画にも使われた艮(うしとら)神社があり、その神社に沿った細い路地がそう呼ばれているのだ。ちらりとなにかで読んだか、テレビで観たかのおぼろな記憶なのだが、猫がいっぱいいるイメージがある。ざわざわと、わたしの猫好きな血が騒ぐ . . . 本文を読む
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尾道を歩く(2)

2009-07-15 | ぶらり・フォト・エッセイ
尾道は「坂の街」だ。街の北である背後には山、前面である南はほんのちょっと歩けば海であるため平地が極端に少ない。そのため山の斜面に、住宅や寺が密集せざるをえない。それが「坂の街」と言われる所以であり、独特の風情をかもしだしているのだ。また、尾道は「文学の街」、「映画の街」としても知られている。文学では、銅像にもなっている林芙美子や、志賀直哉などが尾道を舞台とした作品があるし、映画では小津安二郎監督の「東京物語」が尾道で撮影された。また近年では、大林宣彦監督の映画の尾道三部作、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」は、とくに若い世代にこの町を有名にしたのである . . . 本文を読む
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尾道を歩く(1)

2009-07-12 | ぶらり・フォト・エッセイ
尾道には朝の八時前に到着した。海沿いに建つ尾道市役所のパーキングに車をいれて歩きはじめる。横浜を前日の夕方に出発してから高速のサービスエリアで仮眠を二回しただけだが、まだまだ元気一杯である。走行距離は約八百キロ。尾道に寄らずにそのまま九州までいけばよかったかな、とちらりと思う。今回の旅の目標を漠然と九州に決めたのだが、いつものように行きは一気に横浜から九州、帰りは九州から一気に横浜はさすがにきつい。なにがきついといっても眼と腰にくるのだ。だから今回は往復に中国地方で一泊ずついれることにしたのである . . . 本文を読む
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読んだ本 2009年6月

2009-07-08 | 雑読録
6月は、会議が流れてうまいこと長い休みがとれたので、九州は鹿児島までいそいそといってまいりました。走行距離三千七百キロ、疲れましたが面白かった。帰ってきて、日曜の朝、ブログを書いている途中でパソコンがなぜか突如シャットダウン、電源ボタンもまったく反応なしという状態に陥った。しょうがないので近々メーカーの修理に持ち込むことに決め電源コードを抜いていたら、突然、勝手に電源がはいって立ち上がりはじめ、ギョッとしているとまた勝手に電源が落ちた . . . 本文を読む
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松江の珈琲

2009-07-05 | 食べある記
わたしは、ふだんあまり珈琲は飲まない。どちらかというと、煎茶とかミネラルウォーターを飲んでいる。どうしても珈琲を飲まなければならないような場面ではガムシロップ抜きのアイスコーヒーを頼むことにしている。決して珈琲嫌いではないのだが、なかなか自分にあった薫り高いバランスのとれた味にめぐり合わないのである . . . 本文を読む
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尾道ラーメン

2009-07-01 | 食べある記
広島県の尾道ラーメンの評判の三名店は、朱華園、つたふじ、みやち、だそうだ。「朱華園」は、いつ行っても行列ができる店だそうだから、性格的にわたしは待ちきれないので、まずこれは消えた。「つたふじ」は、事前に調べると、関東でいう「ラーメンの鬼の店」といった感じのようである。客にではなく、頑固な店主にビクビクと気を使う店員たちの、ぴりぴりした緊張感が店中に満ち満ちていて、どうにも居心地がどうにも悪くまるで落ちつかないらしい。いやだ、いやだ。そっちが頑固な店主ならこっちだって筋金いりの頑固な客だぞ、こんな店、誰が行くか。そうなると、残るは「みやち」だけ。当然、この店で決まりだ . . . 本文を読む
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