温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2008年12月

2008-12-31 | 雑読録
・・・いまわたしにははっきりわかります。長いあいだ、わたしはあなたに向かって、あなたはわたしに向かって歩いてきたのです。会うまえには、ふたりとも相手のことは知らなかった。けれども、わたしたちの無知の足下には、そんなことは気にかけずに、勢いよくまわっていた必然性の歯車があり、わたしたちは出会わずにはいられなかった . . . 本文を読む
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栗林公園(3) 香川・高松

2008-12-28 | ぶらり・フォト・エッセイ
数奇屋造りの茶屋風建物は「掬月亭(きくげつてい)」だ。この庭園の中心的建物で、1640年ごろに建てられ、歴代藩主が「大茶屋」と呼んで愛用した茶室である。唐の詩人である于良史が詠んだ 「水を掬すれば月手にあり」 を元に名付けられ、観月名所としても知られている。抹茶つきの入場券を買ったことを思いだす。そういえば陽がのぼって気温があがり、汗ばんできて喉も渇いた . . . 本文を読む
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栗林公園(2) 香川・高松

2008-12-23 | ぶらり・フォト・エッセイ
「あのォ、ひとつ質問してよろしいでしょうか」先ほどからわたしはずっと気になっていることがあって、恐る恐る、ガイドのおじさんに訊いた。「なんなりと、どうぞ」ガイドのおじさんが足をとめて、振り返った。柔和な顔をみて安心する。「ここは栗林公園というのに、入り口からいままで松ばっかりですが、栗の木はないんでしょうか . . . 本文を読む
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栗林公園(1) 香川・高松

2008-12-18 | ぶらり・フォト・エッセイ
二杯目の讃岐うどんのための腹ごなしに、栗林(りつりん)公園を散策することにした。その昔、徳島に出張した帰りに電車を使うことにして、普通電車でいったん高松まで出てそこから特急に乗ることにしたことがある。そのときの時間つぶしに、栗林公園をぶらぶらしたことがあった。小一時間くらいぶらついてから繁華街のほうを歩き回り駅に戻るとまだ時間がある。近場のうどん店で讃岐うどんをと思い立ち、タクシーで、運転手お勧めの「わら家」の讃岐うどんを食べた。あれもしょうががきいて旨かったな。だから、あまり覚えていない。 . . . 本文を読む
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四万十川

2008-12-14 | ぶらり・フォト・エッセイ
蛇行している四万十川流域の道は当然ながらS字カーブの連続であり、とにかく狭い。乗用車二台がすれ違えるていどである。そこにダンプカーがドリフト族なみに 疾走しているのだから死ぬほど怖い。見通せないカーブの向こうからいきなりダンプカーが「フッ!」と全容を現すのだから、とにかく心臓が止まりそうになり息もとまる . . . 本文を読む
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桜家のうな重 静岡・三島

2008-12-09 | 食べある記
囲碁の仲間の美食家たちから、三島のうなぎは車を飛ばしてきて喰う価値がある、と何度も聞かされてきた。今年、突然、東海道の宿場を歩くことを始めたのでやっと機会がきた。いろいろ調べて、伊豆箱根鉄道の三島広小路駅近くの「桜家」に決めてあった。創業は安政三年と老舗のうなぎ屋だ。箱根芦ノ湖を出発して、店の前にたどり着いたのは夕方すこし前だった。まだ夕食時には早い時間なので、行列もできていない . . . 本文を読む
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小諸界隈

2008-12-07 | ぶらり・フォト・エッセイ
教科書で島崎藤村の千曲川旅情の歌の「小諸なる古城のほとり・・・」というのをみんなで覚えたものだ。いまでも、最初の辺はすらすらと口ずさむことができる。小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ 緑なす繁縷(はこべ)は萌えず 若草も籍(し)くによしなし . . . 本文を読む
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読んだ本 2008年11月

2008-12-03 | 雑読録
珍しく海外ものはまったく読まずに、時代ものばかり読んでしまった。なかでも、佐藤雅美の「八州廻り桑山十兵衛シリーズ」を読んだせいか、「宿場」に俄然興味を持ってしまった。主人公が関八州の宿場に到着すると、その宿場の道案内が棒鼻で出迎えたりするのだ . . . 本文を読む
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