能登も、横浜からはずいぶんと遠いところだ。和倉温泉や輪島は、それでも射程距離にどうにかはいるがその先まではなかなか行けない。(能登にまたくるのも相当先のことになるだろう、もうすこし脚をのばしてみるか・・・)そう思ったときに行かないと、なかなか行くことはできない。白米の千枚田から、引き返さず半島の先を目指した . . . 本文を読む
なんでも高知県の須崎というところの名物に鍋焼きラーメンというものがあるということで、食べにいった。須崎にあるあちこちの店で食べられるが、なかでも橋本食堂がイチ押しと聞いた。須崎の市街にはいって、さんざっぱら迷いながらも住宅街のなかにあるのをようやく見つけだしたのだった . . . 本文を読む
海のおかげで忙しい一週間であった。月曜の夕方から、海の挙動が妙になった。自分のお尻をすごい勢いでパクパクと噛み付き、勢いあまってぐるぐる廻っている。
(かゆいのかな・・・)海は風邪もひいたこともない元気な猫なのだ。ノミでもいるのか。そんなふうに思っていたが、あまりにも長い間真剣に同じことを繰り返すので、夜の八時ごろ念のため電話をいれてから、ケージに押し込み近くの病院に連れていったのである
. . . 本文を読む
松本清張のベストセラー「ゼロの焦点」の主要な舞台となった、ヤセの断崖。先のほうまでいけないので、いくら高所恐怖症のわたしでもどれぐらい怖がっていいかわからない。能登地震で、先端の部分が崩れ落ち形が変わってしまったそうだ . . . 本文を読む
能登の風景を、いくつか切り取ってご紹介したい。穴水のボラ待ちやぐら。やっぱり能登らしい風景といったら、わたしはこれだ。やぐらの下に袋網を仕掛け、やぐらの上から回遊してくるぼらを見張っていて、網に入るのを見計らって網をたぐりあげて獲るという、江戸時代から伝わるのんびりとした原始的な漁法である . . . 本文を読む
わたしが輪島にきたのは十年以上も前のことだ。その旅でなにを思い出すかといえば、朝市以外には、鳶と御陣乗太鼓だ。朝早くから数羽の鳶が「ピーヒヨロロロ・・・ロロ・・・」と驚くほどよく通るのびやかな声で啼きながら輪島の空をゆったりと旋廻していた。旅にきているのだな、と深く実感したものだった . . . 本文を読む
数日秋めいていたが、ここのところまた暑さがぶりかえしている。気温の急激な下降のときに膝の痛みが出て気になっていたが、夏が戻って直ったようでひと安心である。東海道ウォークの再開も今月はできるかもしれない。さて、読んだ本の話ですが、今月は7冊、2008年の累計で51冊 . . . 本文を読む