温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

読んだ本 2018年11月と12月

2018-12-30 | 雑読録
山形自動車道の笹谷インターで降り、国道を青根温泉に向かっていると、やがて道の両側に飲食店がちらほらみかける地区に入った。(あ、あそこの蕎麦ですませるか・・・)横目で店を物色しているうちに、「手打ち十割そば『ゆっく里』」と書かれた看板をみつけてスピードをゆるめた。今日は二食付きの宿なので、軽めにしとくほうが無難だ。なんとも末枯れた風体の店である。旨い蕎麦を食わせてくれれば、まあ、それでいいのだが . . . 本文を読む
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ハウステンボス、光のナイト散策

2018-12-23 | ぶらり・フォト・エッセイ
(その、なんか『世界最大、千三百万球のイルミネーション』とやらをちょっと観てみるか・・・)夜景の撮影にはまったく自信がないが・・・。まあ、いいか。せっかくの機会である。「あの、一番安いチケットでいいです。アトラクションなしで」ハウステンボスは、1DAYパスポートで大人七千円と結構高い。わたしは午後五時からの「光のナイト散策チケット」という四千百円のヤツを求めた。これはつまりその、今日の酒手は悲しいことにこの入場券で消えたということなのだ . . . 本文を読む
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鶴岡、庄内オープンセット(4)

2018-12-19 | ぶらり・フォト・エッセイ
入場口を入った正面にある、屋内外休憩所に戻った。AIショップには飲食の売店と土産店が併設されている。結局、全部のエリアを観て廻ったことになる。このオープンセットだが年間十万人以上が訪れるそうで、「庄内を日本のハリウッドに」というのが目標という。日光江戸村とか太秦みたいに息抜きできる場所がないので、よほどの時代劇好きでないと、仕方なく連れてこられちゃったみたいな立場の奥さんや彼女、それに子どもたちにはここはかなりキツイかもしれない。たとえ歩きやすい格好をしていても、だ . . . 本文を読む
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累積訪問者数、五十万人突破!

2018-12-17 | つぶやき
本年4月7日のブログで、2018年4月2日に累積アクセス数が百五十万を突破し、次の目標は累積訪問者数五十万人突破(4月6日現在四十四万人)を目指す、と書いた。(年内になんとか達成できたらええなぁ・・・)そうポワワーンと能天気に思っていたら、昨日の12月16日、ドンピシャで年内達成してしまいました。人口で五十万といえば千葉の松戸市や市川市、兵庫の西宮市、東京の江東区を超えて(凄いなあ)、全国815市町村中35位の大阪・東大阪市(わたしは土地勘なし)並みの人口です . . . 本文を読む
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鶴岡、庄内オープンセット(3)

2018-12-16 | ぶらり・フォト・エッセイ
巡回バスに乗り、逆方向の終点まで運んでもらう。さあ、いよいよお目当ての宿場町エリアだ。街道セットは、直線距離二百メートルあり日本最大級だそうで、なんとも江戸時代の雰囲気がぷんぷん匂って時代劇好きにはたまらないものがある。路の両側に商人宿、木賃宿だの、めし屋兼居酒屋などが再現されている。人が少ないな・・・とフト思う。時代劇ファンのわたしにとって、宿場独り占めみたいであるのはとても嬉しいのだが、雨模様の天気のせいなのかなんなのか、他の客が少ないのがちょっぴり気になる。 . . . 本文を読む
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熊本、菊池温泉

2018-12-09 | 温泉エッセイ
カウンターの中の女将が目を丸くして、「ええーっ! 菊池に市電で来たって、それ二、三十年くらい前に廃止になってますよ!」そうか。もう、そんなになるのか・・・。それにしても、咄嗟の答えに十年も幅を持たせてくれたのは客への優しさだろうか。出張で初めて熊本支店を訪れ、昼食をとりにたしか上通りだったかの繁華街を往復したときに菊池温泉行きの市電を何度かみかけた。よし行ってみるかと、役目を果たした帰京日の午後に市電に飛び乗ったのだった。今日は本州からざっと七百キロ近くを踏破して、菊池温泉に到着した。B&Bでとにかく温泉だけは良さそうな安い宿を押さえてあった . . . 本文を読む
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源氏山から銭洗弁天(2)

2018-12-05 | 鎌倉点描
切通しのひとつである化粧坂(けわいざか)である。鎌倉は三方を山で囲まれていて、海に面した平地といえばいわゆる猫の額より狭いのだ。唯一の出入口は切通しで七ヶ所、亀谷坂(かめがやつざか)、化粧坂(けわいざか)、巨福呂坂(こぶくろざか)、朝比奈坂(あさひなざか)、名越坂(なごえざか)、大仏坂、そして極楽坂である。七つの切通しに限られているから、鎌倉は丘陵が城壁代わりとなり、鎌倉は守りやすく攻められにくい自然の城塞であるといっていい。懐かしい芝が広がる公園に着くと、ここでひと休みして持ってきたパンやおにぎりを食べた記憶が甦る。今日は手ぶらなので、人目につかぬ隅っこで携帯灰皿片手に一服する . . . 本文を読む
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鶴岡、庄内オープンセット(2)

2018-12-02 | ぶらり・フォト・エッセイ
農村エリアを抜け、漁村エリアに入る。昔の居酒屋・飯屋「しまや」は、実際の映画撮影「殿、利息でござる!」にも使われた。暖簾をくぐると、店内の卓のあちこちに徳利が林立して、それらしいいい雰囲気を醸し出していて、時代小説好きな酒呑みにはなんともたまらない。隅のほうの卓で、変装した火盗改めの同心が密偵とひそひそ密談している・・・みたいな感じ。「親爺、熱燗を二本と、なにか簡単なものをみつくろってくれや。そのあとで、かけそばを二杯もらおう」手近な卓に腰をおろすと、奥にむかって注文し、腰の煙管をとりだした . . . 本文を読む
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