温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

続・養老牛温泉(4) 道東・中標津町

2020-08-30 | 温泉エッセイ
國稀が入った重い巾着袋を抱き、半乾きのタオルをクルクル回しながら無音で歩み、大浴場に寄り道する。宿泊客がまだ食事中のうちに、いつものようにわたしは、早めに切り上げてガラガラの時間帯を狙うのである。ゆっくり掛け湯を使い、唸り声みたいな満足のため息をつきながら浴槽に身体を沈めていく。(北海道の宿なのに、なぜか九州を感じるなあ・・・ . . . 本文を読む
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岐阜、金華山へ

2020-08-23 | ぶらり・フォト・エッセイ
金華山(旧名稲葉山)は岐阜のシンボルである。頂上の要害に建つ「稲葉山城」は美濃を支配する斎藤道三の居城であった。標高329メートルで、初心者でも登れるものから健脚者向けまで、登山道が十余りもあるが、この時期には熱中症が心配である。ロープウェーは岐阜公園と金華山山頂駅をたったの3分で結ぶので無難で最善の選択肢だ。乗っているのが3分なら、高所恐怖症のわたしでもだいじょうぶそうだ . . . 本文を読む
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続・養老牛温泉(3) 道東・中標津町

2020-08-16 | 温泉エッセイ
宿の食事は、楽しみなときと、そうでもないときがある。初めての宿の場合には、旅人個々の“予感”といってもいい。これが、けっこう当たるのだ。本日は前者だ。ただし予感ではなく、昔すぎてかなりあいまいで朧になってしまったが、なかなかに満足できた食事だったと記憶していた。夕食は一階の囲炉裏の右奥、渓流が見える食事処「せせらぎ」で、“せせらぎ御膳”というメニューである。席に着くと、あらかじめ決めていたようにお酒を二合、常温で頼んだ . . . 本文を読む
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続・養老牛温泉(2) 道東・中標津町

2020-08-09 | 温泉エッセイ
汗みどろになるまでたっぷり温泉を堪能して、喉が渇き、いったん部屋に戻り水分補給して一服する。露天風呂を含めた広い大浴場エリアを、独り占めできたのは、いかにも僥倖であった。それはつまり、時間制限で日帰り客が引き上げるのと、宿泊客のチェックインタイムの間の、真空のような時間帯に大浴場をわたしは利用したといえる . . . 本文を読む
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彦根、玄宮園で抹茶を一服

2020-08-05 | ぶらり・フォト・エッセイ
築山に造られた鳳翔台(ほうしょうだい)という茶室に迷わず向かう。旅人は貪欲である。もう来られないかもしれないと思って、名所を巡ろう、名物を食べようと、ついつい旅先ではがつがつと観光してしまう。かくいうわたしももちろん同じだ。でも今日は抹茶を一服する、静かでゆっくりした優雅な時間を持ちたい . . . 本文を読む
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読んだ本 2020年7月

2020-08-02 | 雑読録
わたしは自他ともに認める“能天気ヤロウ”だが、日本全体が自粛要請に従っているときには、さすがに「こいつって、非国民じゃん!」と思われてもいやなので温泉ネタの記事の更新はずーっと遠慮していた。でも6月下旬から「助さん、格さん、もぉーいいでしょう!」っていう雰囲気になってきたので今月から再開することにした . . . 本文を読む
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