もうすぐ、京都市営バスが走っている東大路通りだというところだった。通称“六道さん”で親しまれている「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」の山門前には、「冥界への入口」とされる<六道之辻>の碑がひっそりと佇んでいた . . . 本文を読む
「この近くに<空也の寺>があったはずだな・・・」京阪電車の「清水五条」駅から、東大路通りにある「清水道」バス停に向かって歩いているときに思いついた。たしか・・・寺の名は「六波羅蜜寺(ろくはらみつでら)」。スマホで地図検索してみると近いし、途中だ。歩いて10分かからない。軽い下見気分で寄っていこう . . . 本文を読む
歩きだしたばかりの、銀閣寺へ続く“哲学の道”をすぐに山側に逸れるように小さな橋を渡り、閑静な住宅街を抜ける短い坂を昇りつめる。目の前に、鬱蒼と茂った緑のなかに「総門」の石段があった . . . 本文を読む
かつては罪人の流刑地だった、鳥も通わぬといわれた遠い「八丈島」からさらに70キロ離れた孤島「青ヶ島」には、『おもうわよ』という別れの言葉があるそうだ。「離れていても、あなたのことを気にかけています、思っていますからね」 という意で、親しい人と別れるときに使う「じゃあね」とか「あばよ」などと比べて、心がこもったとても美しい言葉だ . . . 本文を読む
「放生池(ほうじょうち)」は捕えた魚を殺さずに放してやる池で、殺生を戒める“放生会”の舞台である。
永観堂の紅葉といえば、この放生池周辺が殺到する撮影スポットとなる。池を囲むように植えられたモミジ、そして池の水面に映る逆さモミジが、いかにも風光明媚な極上の画像を提供してくれるのだ . . . 本文を読む