夕食は、さらなる悶着を避けて、開始時間を過ぎたのを確かめてから二階にある食事会場に降りていくことにした。部屋を出る前に、籠った紫煙をきれいにしようと空気清浄機のスイッチを入れるが起動しない。電源は入っているので、いろいろスイッチを押すが反応しない。しょうがないなあ、まったく . . . 本文を読む
ぶるるるる・・・ライティングデスクに置いた携帯が派手に振動を始める。ロビーフロアで暇潰しにぶらぶらしているときに、日没時間が掲示されているのをみつけてアラームをセットしておいたのだ。もちろん、余裕をもってその時間の15分前にしておいた。(可能性は少ないが一応いってみるとしようか) . . . 本文を読む
網走の流氷館にいけば、本物の流氷が百トン展示されていて、いつでも流氷に出会える、と知った。わたしは、たぶん渡辺淳一の小説(あれは「流氷への旅」だったか)を読んだせいで、流氷といえば<冬の紋別>と、頭の奥底にしっかりと刷り込まれていた。冬場は暖かい伊豆くらいにしか出掛けないので、自分にとって、流氷は<無縁のもの>と永らく思っていたのである . . . 本文を読む
車と違い電車旅は酒が呑めるのがジツに嬉しい。新函館北斗駅・・・。駅の二階改札を出てすぐのところに広い喫煙所があったのをみつけ、さっそく一服する。探していた駅弁を発見する。見間違えることのない印象的パッケージだ。購入は乗る直前にして次は酒の売り場を探す . . . 本文を読む