温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

亀戸天満宮

2013-08-28 | ぶらり・フォト・エッセイ
現在の亀戸天神社は「亀戸天神」とか「亀戸天満宮」の通称で知られている。古くは九州の総本社の「太宰府天満宮」に対し、東の宰府として「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」、「本所大宰府天満宮」と称されていた。ところで、各地に存在する天満宮についての謂れだが、誰もがよく知っているわけではあるまい。そこで、ばっちり要約したようなわかりやすい文章をみつけた。『大川(隅田川)を渡ったはるか向こう、亀戸に亀戸天満宮という神社がある。祭神は天神様こと菅原道真。道真は平安時代前期のすぐれた文人政治家だったのだが、道真のことを面白く思わない藤原時平の讒言により太宰権帥に左遷されて筑紫の大宰府に流され、配所で没した . . . 本文を読む
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続・谷川温泉 (1)

2013-08-25 | 温泉エッセイ
水上温泉郷のひとつ、谷川温泉は谷川岳の南西の麓に位置する閑静な温泉地である。「旅館たにがわ」は文人墨客に愛され、この宿に滞在して執筆活動した太宰治ゆかりの宿である。別邸として超高級宿「千寿庵」を建てたくらいだから、それなりの宿泊料金をとる格式ある宿なのだ。わたしの宿賃レベルに下がるのを待ちに待って、オフシーズンの平日泊、ようやくの再訪できたのである . . . 本文を読む
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温泉のある蕎麦屋

2013-08-21 | 食べある記
温泉で一汗流してから、蕎麦でもたぐりたい。あるいは、蕎麦をたぐってから、温泉でもゆっくり浸かりたい・・・。温泉地ならそんなところはいっぱいあるのだが、一般道沿いではなかなか見つけるのは難しい。そんなとびきり贅沢な望みを叶えてくれるところを知っている。日光街道今市宿から会津若松に至る会津西街道を走り、五十里(いかり)宿をすぎて中三依(なかみより)宿あたりの街道沿いに、その店はある。街道をさらに走れば大内宿の高遠蕎麦も待っているが、今日は腹ペコなのでそこまで持たない . . . 本文を読む
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鬼子母神から王子権現へ(3)

2013-08-18 | ぶらり・フォト・エッセイ
初めて降り立つ赤羽駅である。まずは、ぐるりと探訪してみることにした。東口にある「いこい」は朝七時から営業している角打ち(立ち呑み)の老舗店だ。京成立石も酒場の聖地だが、この赤羽も遜色はない。わたしも酒が好きだが、さすがに朝から呑むのは正月の三が日くらいである。なんとなく罪悪感のようなものを感じてしまう。ましてや、知合いに目撃されでもしたら「アル中」のレッテルを背中に貼られてしまうに違いない。「でも、今日のオレは言わば免罪符があるからな・・・」鬼子母神と王子権現を参拝しているから、バチの当りかたも相当に手加減してくれるだろう . . . 本文を読む
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銀座のど真ん中でワンコインラーメン

2013-08-14 | 食べある記
土一升金一升(なんとも古いなあ)の銀座四丁目交差点付近にはずらりと高級店が並ぶ。交差点からほんの少し晴海通りを歌舞伎座に向かって歩いただけで、まったく異空間のような場所があるのだ。この昭和のころにタイムスリップしたような横丁もどんどん廃業がすすんで、いまや数店舗を残すのみとなっているが、、およそ銀座四丁目らしくない、どこかホッとする風情のラーメン屋が今も健在なのが不思議である。店構えどおりの低料金でラーメンを食べさせてくれるのだから、昼時はいつも常連で行列である . . . 本文を読む
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鬼子母神から王子権現へ(2)

2013-08-11 | ぶらり・フォト・エッセイ
鬼子母神から王子権現までは、乗りでがあるけど都電一本でいける。わたしは、バスは大の苦手だが都電には長く乗ってもぜんぜん平気なのだ。ずいぶん新型車が多いようで冷房もよく効いていて快適である。発車するたびに「チン!チン!」とけたたましく鉦の音がする。その音が気にならなくなったころに、王子駅前に到着した . . . 本文を読む
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へぎそばダブル

2013-08-07 | 食べある記
「よっしゃあー、さすが平日、今日はだいじょうぶだ!」べつに店の名前で洒落たわけではないが、思わず声に出てしまう。へぎそばの有名店に「小嶋屋」があるが、この由屋(よしや)も肩を並べる人気店である。ただ小嶋屋は支店があちこちにあるが、こちらは支店がないのでここでしか食べられない。だから、由屋はいつ来ても店の前の駐車場がいっぱいではいれないのだ。そして、そんなときは得てして、通りを挟んだ向かい側の駐車場もあるのだがそこもいっぱいである。年に一、二回は来るのだが待つのが嫌いな性分なのでなかなか食べられない。前回もちょうどゴールデンウィークだったためにめちゃ混みで涙を飲んであきらめたのだった . . . 本文を読む
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鬼子母神から王子権現へ(1)

2013-08-04 | ぶらり・フォト・エッセイ
旅のときを別にすれば、ふだん外にでるときにも本は必ず手放さない、いわゆる軽い活字中毒である。時代小説も好きでよく読むから、テレビのBSで夜七時台にやっている鬼平犯科帳もついつい観てしまう。いろいろな名優が長谷川平蔵を演じているが、わたしは中村吉衛門の平蔵が一番気にいっている。出てくる密偵たちひとりひとりも、はまり役のような芸達者が多い。ある土曜日、思い立って、鬼平で出てくるような寺社に行ってみようと出掛けてみた。大塚駅でJRを降りると、都電に乗って鬼子母神前で下車する . . . 本文を読む
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