駅の北方(八幡山方面)約2キロ、小幡の信号のところから右に入ると、すぐに“旧伴家住宅”があった。(観光は、この辺からだな・・・)旧伴家のすぐそばに「左 京街道」、「右 町なみ 新町通り」と彫られた新しい道標があった。
左に曲がると、落ち着いたいい雰囲気の通りだった
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万葉集にも歌われた鞆の浦は瀬戸内海のほぼ中央にあるため、“潮待ち港”でもある。風待ち港で潮待ち港・・・どちらも胸にグッとくる言葉だ。そんな港町で、いくら好物でもうどんとかトーストはないだろう。目の前の瀬戸内海の新鮮な魚をつかった刺身か焼き魚の定食が食べたい。たしか定食を出す食堂があったはずだ・・・ . . . 本文を読む
塩ラーメン、登場。丼の景色を眺める。具はチャーシュー、メンマ、小口に切られた葱と、とてもシンプルでばっちり好み。透明な輝くスープは、釧路の老舗ラーメン店での高血圧殺しの塩ラーメンとそっくりで、思わずトラウマが過る。まずは恐々とスープをいただく。(おォ―、うまい! . . . 本文を読む
杉並で所用をすませるとちょうど昼ごろだったので、思いついて西武線で所沢に向かった。六年前の2014年にプロぺ通りにある老舗酒場「百味」を訪れ、したたかに痛飲したことがあった。午前11時から営業していて、たしか定食などもやっているはずである。鯖の塩焼きか刺身定食を肴に一杯付けちゃおうとの算段である . . . 本文を読む
「わたしの夕食は何時からでしょうか。二泊目は二食付きのはずなんですけど」食事室の外にいた、見知った係の機転のきくおばちゃんに問いかけた。腹がへった。なにしろ昼前に大内宿で名物の“高遠そば”を軽く食べたきりである。障子の隙間から一人の男性客が夕食を食べ始めているのが見えた。見える範囲、他の卓の上には用意されている様子がないのをみて、わたしのなかでプツンと何かが切れて、思わず逆上してしまった . . . 本文を読む