春は桜やツツジ、秋は紅葉に彩られる榛名湖。その湖面に榛名富士が映りこむ眺めはすばらしく、昔のヒット曲「湖畔の宿」のモデルにもなったそうだ。その湖畔に、温泉がある。水沢で昼飯を食べるのにまだ少し時間が早いので、腹を減らしに温泉に浸かりにきたのである。いつも伊香保温泉の「石段の湯」ばかりでもおもしろくないというものだ
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別所は宿の温泉もいいが、外湯もとても雰囲気がある。料金は、どの外湯のいずれも150円で嬉しい。なんでも最近あがったそうで、前は別府と同じ100円だったそうだ。今回は大師の湯と、露天風呂がある大湯のふたつにはいった . . . 本文を読む
いまさらブログに書くのも甚だ遅いのだが、忘れないように書いておきたい。年始に「ふだん着の温泉スペシャル」という一時間番組をNHKでやっていた。温、泉、という二文字がはいっていると、反射的にチャンネルを合わせて観てしまうタチのわたしである。番組中にいくつかの温泉が出てきたのだが、大きく時間を割いていたのが三つあった
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駅には顔がある。一日に乗降客が何十万人もあるような駅と千人にもみたない駅とでは、自ずとその表情が違ってくるのも当然だろう。便利さとか機能を重視して化粧した都会の駅と、田舎のスッピンの駅。わたしはどちらも嫌いではない。信州の駅と言えば、わたしがまず思い浮かべてしまう別所温泉駅は、とにかく
心がおちつく駅である
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ところで、この伊香保から草津にかけてだが、運が悪いのか旨い蕎麦をだす店がなかなか見つけられない。だからわたしにとってこの店は貴重なのだ。店のなかは陶芸作品であふれている。むろん、売り物も展示されている。蕎麦もうどんも手打ちする多芸な店主ならぬ屋主は、「大戸窯」という陶房も主宰していて週に一、二回陶芸教室もひらいているのだ . . . 本文を読む
信州上田の別所にある北向観音はその名のとおり北向きで、善光寺と向きあっている。もっとも距離は相当離れているので見えはしないが。たいていの寺社は東か南に向いて建てられているそうで、本堂が北に向いてるのはかなり珍しい。観音さまが「北斗星が世界の、よりどころとなるよう我も又一切民衆のよりどころとなって済度をなさん」というお告げによるものだとか . . . 本文を読む
くるまやでのオーダーで、間違いないのは秘伝の味噌ラーメンだ。店により出来上がりに微妙に味が違うものの、基本的な一定のレベルの味は保たれている。シャキシャキもやしとニンニクたっぷりの味噌ラーメンは猛烈に旨い。が、決して満点とは思わない。舌を焦がす熱々の餃子も、それ自体では満点とは思わない。しかし両者をあわせたとき、わたしにはこれで充分、満点だ、と思えるのである
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一番街を横道にそれてちょっと歩いたところの一角が、菓子屋横丁だ。「菓子屋横丁」では明治の初めから菓子を製造していたが、関東大震災で被害を受けた東京に代わって駄菓子を製造供給するようになり、昭和初期には七十軒ほどの業者が軒を連ねていたといわれている。 現在は十数軒の店舗が連なり、横丁気分が満喫できる . . . 本文を読む
享保5年(1720)に幕府の奨励で、江戸の町に耐火建築として蔵造り商家が立ち並ぶようになり、江戸との商取引で交流のあった川越の商家もこれにならって蔵造りが建つようになったとのことである。川越でも大火が起こったときに川越町(当時)の三分の一を消失。現在の蔵造りの多くは、これを契機に建てられたものだそうだ . . . 本文を読む
新年、あけましておめでとうございます。
本年もあちこち旅をして記事を書きますので、どうぞご愛顧のほどお願いします。うちの海も、起きぬけの寝床からスッピンですが、よろしくと申しております . . . 本文を読む