京都のランドマークといえば、すぐ思い浮かぶのは<京都タワー>ともうひとつ、東寺の<五重塔>だろう。大阪以西への出張のとき、京都駅を新幹線が出るとすぐ左側に見えてくる塔が東寺の五重の塔だ。それを往復で、何度も何度もみた。その、京都らしいひとつの風景を瞬間に胸に刻みつけ、いつか訪れてみたいなと思うほんの滴(しずく)ほどの“念望”をその都度持ったのはわたしだけだろうか . . . 本文を読む
京都駅界隈の喧騒に近いのに、ここの静寂はまるで“別天地”である。と、侵雪橋を渡りながらつくづく思う。もしも、帰りの新幹線の待ち時間をやり繰り工夫できたら、京都旅の締めに京都駅近くのこの“別天地”を訪れたらよろしいかと。なに、1時間ちょっとあったら充分である。そうだ! 京都駅で途中下車して、立ち寄り温泉ならぬ立ち寄り庭園というテもあるな・・・ . . . 本文を読む
「さてと、そろそろ自慢の池を拝見するとしようか・・・」水を用いず、石の組合せや地形の高低などによって山水の趣を表した庭園を「枯山水」というが、朴念仁のわたしは解りやすい水を用いた庭園のほうが実は好みである . . . 本文を読む
京都府にある神社仏閣数だが、寺で3,000余、神社で1,700余の約4,700あるという。京都市内に限っても、寺で約1,700、神社で約800、合わせて2,500あるので、年に100カ所を無鉄砲に巡ったとしてもたっぷり25年掛かる。堂社物詣マニアも観光客も、それぞれ「訪れる寺社を選ぶ」のに悩みひと苦労するのは必至である。つまり堂社物詣において訪れる目標“数”は持つのは烏滸の沙汰といっていい . . . 本文を読む