さあて、と。漸くお待たせの祇園白川あたりの話となった。「祇園」は、かつて“祇園社”と呼ばれていた「八坂神社」の門前町であったことから付けられた名称で、京都を代表する花街である。その祇園の中を流れる、白川に架けられているのが「巽橋」で、その名はすぐ近くにある「辰巳神社(辰巳大明神)」に由来する . . . 本文を読む
白川の流れに沿って、下流に進む。祇園が近づくと、川沿いの風景も柳はなくなるが、少しずつ華やかな雰囲気になってくる。辰巳神社への曲がり角の一本前で、ここからでも行けるだろうと右に曲がったのだが、神社方面の路がみつからない。戻るのも癪である . . . 本文を読む
時代劇でないドラマでは、白川(しらかわ)沿いの畔の景色も、必ずといっていいほど使われる。古川町商店街を抜けると白川が見えてくる。「白川」は、源流のある比叡山の花崗岩は石英などを多く含んでおり、白い砂を敷き詰めたように見えることからその名がつけられたと言われている。流域で採取できる美しい「白川砂」は、京都の歴史的建造物には欠かせないものとなっているという . . . 本文を読む
「今回の旅は<初っ端>からなんともツイてるな・・・」旅ができるというだけでもある意味“ツイてる”わけで、道中晴れていたならそれで恩の字のところだ。それが、シーズンオフなのにここまで紅葉を堪能できるとは思わなかった。(こりゃあ、ひょっとしたら、これからも何度か紅葉に出逢えるかもしれんぞ! . . . 本文を読む
ところで本殿、霊殿、宸殿の内部の襖絵や障壁画や天井画は一切撮影禁止であるのだが、参拝することはできる。わたしが建物内部で唯一撮ったのは、由緒もなにもわからん<木製大火鉢>らしき一枚のみである。(とにかく今回の毘沙門堂は、『紅葉三昧』と洒落こむとするか・・・ . . . 本文を読む
「♪もしかしてェ~、♪もしかしてェ~」思わず口ずさんでしまった。なんか・・・もしかしたら・・・紅葉に間に合っちゃったかも。しこたま唄いこんだカラオケデュエット曲だから、独りなのについつい身体が勝手にクネクネと振りが付き、よせばいいのにステップまでもリズムをとって踏んでしまう . . . 本文を読む
「奈良、東大寺・二月堂」は、まだまだしつこく続くので一旦ここらでひと休みしてもらおう。いずれ東大寺を観光したいのなら「奈良、東大寺・大仏殿」と「奈良、東大寺・二月堂」を参考にしてもらえれば幸甚 . . . 本文を読む
東本願寺から西本願寺へはかなり近い。歩いて10分くらいである。東本願寺の北側を廻りこみ、花屋町通をしばらく歩いてから、南に2本ほど入った細い十字路を折れて、西に進む。仏具屋も多く、どうやら門前町らしい . . . 本文を読む
「『お東さん』は、家康ゆかりの寺なんだな・・・・。しかしここの山門もデカイなあ!」木造建築の山門としては世界最大級、二重門としては日本一の高さと言われている東本願寺の「御影堂門(ごえいどうもん)」だ . . . 本文を読む
伽藍エリアに入ってからは徐々に、折り畳み傘を打つ雨の手ごたえが強くなってきている。「もう、金堂と五重塔の拝観は果たしたし、このへんで戻っちゃおうか」との迷いも出るが、「雨が降っているときは虹を探そう。暗いときには星を探そう」というオスカー・ワイルドの言葉を思いだし、わたしも“虹もふくめた景観”を探して挫けず先に進むとしよう . . . 本文を読む