東本願寺から西本願寺へはかなり近い。歩いて10分くらいである。東本願寺の北側を廻りこみ、花屋町通をしばらく歩いてから、南に2本ほど入った細い十字路を折れて、西に進む。仏具屋も多く、どうやら門前町らしい . . . 本文を読む
「『お東さん』は、家康ゆかりの寺なんだな・・・・。しかしここの山門もデカイなあ!」木造建築の山門としては世界最大級、二重門としては日本一の高さと言われている東本願寺の「御影堂門(ごえいどうもん)」だ . . . 本文を読む
伽藍エリアに入ってからは徐々に、折り畳み傘を打つ雨の手ごたえが強くなってきている。「もう、金堂と五重塔の拝観は果たしたし、このへんで戻っちゃおうか」との迷いも出るが、「雨が降っているときは虹を探そう。暗いときには星を探そう」というオスカー・ワイルドの言葉を思いだし、わたしも“虹もふくめた景観”を探して挫けず先に進むとしよう . . . 本文を読む
もうすぐ、京都市営バスが走っている東大路通りだというところだった。通称“六道さん”で親しまれている「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」の山門前には、「冥界への入口」とされる<六道之辻>の碑がひっそりと佇んでいた . . . 本文を読む
「この近くに<空也の寺>があったはずだな・・・」京阪電車の「清水五条」駅から、東大路通りにある「清水道」バス停に向かって歩いているときに思いついた。たしか・・・寺の名は「六波羅蜜寺(ろくはらみつでら)」。スマホで地図検索してみると近いし、途中だ。歩いて10分かからない。軽い下見気分で寄っていこう . . . 本文を読む
歩きだしたばかりの、銀閣寺へ続く“哲学の道”をすぐに山側に逸れるように小さな橋を渡り、閑静な住宅街を抜ける短い坂を昇りつめる。目の前に、鬱蒼と茂った緑のなかに「総門」の石段があった . . . 本文を読む
「放生池(ほうじょうち)」は捕えた魚を殺さずに放してやる池で、殺生を戒める“放生会”の舞台である。
永観堂の紅葉といえば、この放生池周辺が殺到する撮影スポットとなる。池を囲むように植えられたモミジ、そして池の水面に映る逆さモミジが、いかにも風光明媚な極上の画像を提供してくれるのだ . . . 本文を読む
浄土宗・西山禅林寺派の総本山「禅林寺」の創建は平安時代(853年)、第7世住職「永観(ようかん)律師」の名にちなみ「永観堂」と通称されている寺院である。ただし、今日では読みは普通に「えいかんどう」でいい。境内には、3000本のイロハモミジやオオモミジなどの楓(カエデ)の木があり、古来より「秋はもみじの永観堂」と呼ばれる人気の紅葉名所だ . . . 本文を読む
日を置かずに「みやこ食堂」を再訪したのには理由がある。前回に壁に貼られたメニューを見まわしているときに、「焼めし」という短冊メニューに目を奪われたのだ。ありふれた「炒飯」でなく、気どって「ピラフ」でもない、「焼めし」とはジツに懐かしいグッと来るメニューじゃないか . . . 本文を読む