東海道は今年の2月から歩き始めた。「そんなもの、すぐにイヤになってやめてしまうさ!」 そんな周囲の冷ややかな予想にもめげず、とりあえず挫折はしていない。「オレもやってみようかな。でも、ひとりではつまらなくていやだな」そういうひとも身近に何人かいた。奥さんに、一緒に歩こうといって、にべもなく断られたそうだ。あたりまえである。疲れるし、だいいちひどく日焼けする。ふつうの女性ならいやがるに決まっているのだ . . . 本文を読む
それほど高そうに見えないが、先端に行って下を見るとえぐれるような絶壁である。高所恐怖症であるわたしは、腹ばいになって、恐る恐る覗き込むのだ。それでも、この断崖はけっこう怖いものがある。立ったまま覗き込んだりしたら、頭の重みで「ぅわあ~っ!」とそのまま吸い込まれるように落下しそうである . . . 本文を読む
いまは、ほとんど土曜日に東海道を歩きその日中に帰り、日曜は休養にあてている。どの辺のところから、宿泊を考えるべきだろうか。やっぱり、交通費で考えるべきだろう。だいたい片道が五千円ぐらいあたりになったら真剣に考えるかな . . . 本文を読む
天橋立は、松島と宮島と並んで日本三景のひとつである。友人に「えっ、行かなかったの(馬鹿じゃないの)」って言われたくはない。なにしろ、ひどい高所恐怖症なのだから、あんまり気が進まないのが本当のところなのだ。ただ、そうそうここ天橋立に来られないから、一応行ってみるか、ぐらいのものだ
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念願の伊根の舟屋もみられたし、料金がまあまあ手ごろな宿がみつかったので、
天橋立で泊まることにした。もちろん温泉がある、ということもあって決めたのだ
が。朝食つき一泊希望ということで粘ったのだが受け入れてもらえず、さすがに
ゴールデンウィークなのでこちらが折れた . . . 本文を読む
さすがに6月になると、歩くのは暑くてしんどい。日焼けは覚悟のうえだが、熱中症が怖い。たしか帽子があったな、と探してみたらみつかった。野球帽タイプではなく、どちらかというとインディ・ジョーンズのタイプの帽子である。だいぶ汚れてヨレヨレだがないよりましだろう。沼津から、がぜん暑くなったので、かぶることにした . . . 本文を読む
クソッ、なんなのだ、近頃の物価の値上がりは。ガソリンなどは、自分が旅に魅せられたころの倍ではないか。なんでもかんでも上がりやがって。ガソリンの値上げについては・・・前に書いた「路銀」「続・路銀」も、いずれ書き直さねば役にはたたないな・・・ . . . 本文を読む
伊根は穏やかな入り江に沿って舟屋が並ぶ。一階が舟のはいるガレージで、二階は網や漁具などをおく物置場であったが、現在では二階は客間として居住できるようになっている。台風などの影響がまずない、青く澄んだ穏やかな海である。湾の中央部にある青島が防波堤の役割を果たしていて、干満の差も年間で50センチ程度であるからこその舟屋なのだ。来てよかった・・・
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オタクではないが、だいたい二ヶ月に一度ぐらい秋葉原に行く。日曜日である今日、秋葉原で衝撃的な殺傷事件がこの日の昼ごろ発生したことを、あとで夕方のニュースで知ることになった。犯人は昨日の土曜日に秋葉原で下見をして、今日、沼津駅近くのレンタカー営業所で凶器のひとつとなった二トントラックを借りたと聞いて、さらに驚いた . . . 本文を読む