大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

大牟田《やきとり元禄》10円で頑張る!

2019年11月03日 05時09分19秒 | 日記
大牟田の《やきとり元禄》が新聞で紹介されました。消費税値上げにめげず焼き鳥を「40年近く1本10円で提供し続けている」そうなんです。《やきとり元禄》はどんなお店でしょうか? 「開店は午後4時。3代店主吉岡凌さん24が七輪で手際よく駆使を焼いていく。焼き鳥は鶏皮と砂ずりの2種類のみ。注文するのでなく、凌さんが客の酒の進み具合に応じ、頃合いを見て焼き上がった5本ほどを皿にのせて出す」〜「ドリンクを注文した客向けの<お通し>」だそうです。でも、「焼けば焼くほど赤字」なんだそうです。「利益は飲み物と湯豆腐などほかのメニューで出している」とのことです。
凌さんの祖父-鑑正さんが1950年に開いた時は、「労働者が安く飲んで腹いっぱいになるようにと1本5円だった」そうです。「86年に10円に値上げしたものの、89年に3%の消費税が導入されても10円を維持。2代目-父正ニさんも思いを受け継ぎ、97年に5%、14年に8%へ税率が上がっても値段は据え置き」で続けてあるそうなんです。「父-正ニさんが亡くなる時、託された遺言」を胸に《やきとり元禄》を続ける凌さんは「お客さんに安く、満足してほしい。祖父と父から受け継いだ店の存在意義は変えられない」と話されています。
 (下:2019年10月28日朝日新聞-渋谷雄介「10円焼き鳥消費税に負けぬ 福岡大牟田 3代目父の遺言胸に」より)