「特攻隊の中継基地だった旧日本陸軍の大刀洗飛行場の歴史を伝える福岡県筑前町の町立大刀洗平和記念館は2021年度、〈命をつなぐ〉をテーマに、小中学校の修学旅行などの誘致に乗り出す」そうです。「新型コロナウィルスの影響で平和学習の機会が失われていることへの危機感は強く、町内の異業種の施設と連携し、命を育む食糧などを組み合わせたプログラムを提供。子どもたちに命の尊さを伝え、〈食と平和のまちづくり〉を発信したい考えだ」そうです。「計画では、平和記念館で遺族から寄せられた飛行場や特攻に関する資料などを見たり、スタッフから戦争に関する話を聞いたりし、修学旅行生と同世代の少年飛行兵が飛行場で過ごした青春について学ぶ。みなみの里で農産物の収穫や地元食材を使った食事を通じて〈命をつなぐ食農〉を、自然の家で農業や暮らしを支える水の源である森林をウォーキングするなどして『自然が育む命の多様性』をそれぞれ体験してもらう」そうです。「平和記念館の山本孝館長(55)は『3施設が連携することで、過去と現在を行き来しながら子どもたちに〈命〉を考える機会が提供できる』と意気」高く話されています。〜コロナで修学旅行が中止や延期になった中学校も多い中、ウイズ・コロナの修学旅行も考えられています。〈命〉と暮らしを大切にし、平和と環境自然保護を考え体験できる連携学習に期待します。
(下:2021年1月7日 西日本新聞-横山太郎「平和と食農体験 修学旅行誘致ヘ 〈命〉テーマに異業種と連携 大刀洗記念館」より)
(下:2021年1月7日 西日本新聞-横山太郎「平和と食農体験 修学旅行誘致ヘ 〈命〉テーマに異業種と連携 大刀洗記念館」より)