松本留学生応援ファミリー

2009-06-16 11:15:48 | タナカ君的日常
 先日遊びに行った長野の友人から「松本留学生応援ファミリーの会・設立20周年記念誌」を貰ってきました。 「松本留学生応援ファミリー」は主に信州大学の松本キャンパスに留学して来る人たちをサポートするために出来たボランティア団体です。 松本で生まれ育ち、信大で学んだ友人はその一員となっています。 ボランティア活動の一つにホームステイがありますが、彼の所はスキーシーズンに簗場スキー場の近くに持っている山荘を使って留学生を迎えています。 雪の降らない東南アジアやアフリカからの留学生にとっては、そこに滞在して、道路の雪かき、スキー、スノーボードを体験するのは珍しい体験になります。 大半の人はアルバイトして生活費を捻出しているので、スキーなどで怪我なんかしたら大変な事になるし、高いリフト券を日本人の若者の様に気軽に買うわけにもいきません。 友人はそこら辺を恐れずにホームステイ希望者を迎えます。

 僕達もお正月の休みには毎年かならず、簗場の山荘におじゃましています。 子供が赤ちゃんだった頃からなので、20年を遥かに越えましたが。 そこでの留学生との出会いは興味深いものがあります。 食事は松本から簗場に向かう途中の大町辺りのスーパーで食材を買って来て、泊まり合わせた皆で、調理をして食べます。 餃子を作る場合、皮は小麦粉を練って生地を作り、薄皮を作ります。 ラー油はフライパンに「ごま油」と「赤唐辛子を刻んだ物」を入れて加熱しながらかき混ぜると出来上がります。 出来合いの半加工品や冷凍食品はあまり使いません。 うどんだって、小麦粉を捏ねて寝かせて、少し太目のひも状にしたものを、両手で掴んでクルクル回転させながら食べるのに都合の良いサイズに引き伸ばして作る人もいます。 彼らの家庭で日常的に行われていた作業なのでしょう、手馴れたものです。 面白そうな、そんな作業は僕達も手伝わせてもらいます。 

 その友人に、今年の暑い時期、簗場の山荘を使わせて呉れる様に頼んで来ました。 玄関の鍵を貸して呉れましたので何時でも入れます。 現役サラリーマン時代には考えられなかった「別荘生活」が実現しそうです。 もっとも、一番近いゲレンデのリフト設備は撤去され、手頃な値段で通年営業していたレストランも廃業状態になってるし... 自炊するか、車で急な坂道を昇り降りして街に出て行かないと飢え死にしますから、あんまり気楽な別荘生活は望めません。 しかし東京での暑い夏の夜も、簗場ではクーラーなんか無くても涼しく布団の中で眠れます。それが最大の楽しみです。 これでトランプや囲碁の相手でもいたら最高の別荘生活になります。

 誰か、この指にとまらないかな? 
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