テヘラン・NOW

2009-07-05 09:05:57 | タナカ君的日常
 妻が友人から届いたと、表題のタイトルのEメールを見せてくれました。 差出人は、子供が中学生だった時のPTA仲間です。 今は商社マンの夫と伴にイランの首都テヘランに駐在しています。

すっかりご無沙汰しております。 お元気でご活躍のことと拝察いたします。 ご心配をおかけしております。 お見舞いありがとうございます。 言い訳を先にします。

6月12日(金)のイラン大統領選挙結果ーアフマディ・ネジャド当選ーが疑わしいと、国中が大ゆれでした。

ここ数日は落ち着いていますが、毎日デモがあり、 市民と警察・民兵(バシジと言います)・革命防衛隊が衝突を繰り返し、死傷者も出しました。 人々は、仕事の終わった夕方4時ごろ、大通りや広場で集会をして、その後デモ行進をしていました。

この3週間、午後になると、通信制限があり、それが深夜まで続きました。 イラン人によると、デモの中にいる人同士の連絡妨害、メデイヤに対する妨害だと言っていました。 そんな訳で、パソコンもモバイルも、時々家庭用電話も使えなくなるという状態を強いられました。 夫たちも、日本との連絡は、深夜の数時間しかとれず、毎日睡眠不足な日が続きました。 テレビも、特に外国(BBC・CNN)の報道も制限され、私たちは、国内の様子がよくわからない状態でした。 在イランの日本大使館の緊急連絡もうまく流れませんでした。 事情のよく解らない私たちは、午後は出歩かないように、するだけでした(今も)。

毎夜、10:30まで続く「アッラー、アクバール(神は偉大なり・神は見ているぞ)。」が、静寂を破って響き渡ります。

夫曰く、この選挙結果による騒動の山は、まだありそうだということです。 30年前の「イラン革命」後に生まれた若い年齢層・婦人たちのエネルギイーが詰まったこの騒動が どう展開していくか、私たちも関心をもって見ている所です。

以下、私信 ・・・ 省略

お互い、体には気をつけましょう。特に、転ばないように!
また、レポートしたいと思っています。

 日本の商社マンとそれを支える家族の人々、彼等の活躍には感謝あるのみですね。日本の現在の繁栄も、国外で売れる商品を作り出す製造業はベースにありますが、 生産に必要な原材料や燃料を安定して調達する事と共に、それらを売りさばく彼等商社の活躍があってこその話ですから。
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