隠居の来訪

2011-08-20 06:05:29 | ヤナバ生活
 お盆休みに豪華夕食に招待してくれた名古屋の隠居、その時に「お盆休みが終わると、他の連中は帰ってしまって静かになるから、また遊びに来てちょ」と云っていた。 それで昨日は一緒に昼でも食べようかと、新行地区の蕎麦屋へ行った際に入手したそば粉、山芋などソバの薄焼きを作る材料や、味噌汁の具になる砂抜きしたアサリや調味料など一式入れたダンボール箱を持参して昼飯前に訪れた。

 隠居は軍手・作業着姿で花壇を作るとて庭先で花壇の囲いとなる石積み作業に熱中している所だったけれど、「ああ、いらっしゃい」「一休みするから、中へ入りましょう」と仕事の手を止めてくれた。

 なんやかやとオシャベリしている間に「庭の切って積んである樹、早く片付けたいで、あんたん所で燃料に使う様だったら、これから車2台で運びましょう」そんな話になりました。 広い庭のあちこちには切り倒した材木を一人で持てる程度の長さに伐って積み上げられているのです。 その伐った樹の何本かは木崎湖花火の有った日にも車に積んで貰って帰ったのですが、 しかし薪作りに熱心なショージ君に「こんな樹を貰って来た」と見せた時の話しでは、 「赤松は火力が強く、風呂釜やストーブの燃料にした場合、風呂釜等の寿命を縮める」との理由で積極的に欲しがる風でもなかった。 だから「勝手に沢山持ち帰ったら迷惑がられるか?」とも想ったが・・・ 隠居の「車で持って行ってあげる」の申し出には、「君の所も行ってみたい」そんな気持ちも有るだろうと、 「じゃーお願いします!」と答えました。 

 その伐った樹の車への積み込み作業の際に服が汚れない様にと使わせて貰ったのがの写真の酒屋の前掛け。 隠居の現役時代の商売は酒屋さんだったとか、「それは何枚もあるから、あげますよ!」の言葉に、ありがたく頂戴しました。




 前掛けかけて「さあ、やるぞ!」と積み込み作業を始めたら、隠居からは「あんたの姿勢で力を入れると腰を痛める」「わしは四斗樽を永い事扱っていて足腰は強いで、やってあげるから」そんな風に云われて、積み込み・積み下ろし時の力仕事の大半をやってもらっちゃいました。 なんだか面目なさすぎ >> 俺

 ところで車2台の荷物スペースに積んだって、切り倒した樹は高さ20m近い奴だから、その1本分の一山を積み込むのが精一杯。 庭に積み上げられた沢山ある中の一山が減っただけでした。



 ヤナバの山荘では昼食を作りつつ雑談が続きました。 そして山荘の持ち主では無い僕の知らない内容の質問を沢山受けました。

「何年前の購入か?」
「敷地の広さは?」
「電気の契約アンペア数は?」
「年間に掛かる維持費は?」
「オーム事件の後で警察は来たか?」
「どうしてこんなに樹を茂らせて置くのか?」


 そんな質問に関連して・・・

 「オーム事件の後、警察が来て家の中を見せて呉」と云われたのでOKしたら随分詳細に調べて行ったよ、 とか。

 ここの様に沢山樹が茂っていると、風通しが悪く湿気が高く、家の寿命にも影響するはず、自分のところでは周辺に空間を設けるように樹を切ってもいるし、雨水が滞らないように水はけを良くするよう努力もしている。だから建築後35年経過しているけれど、随分と状態が良いでしょう? なんて話やら。

 「ここはもっと、樹を間引いたり下草を刈った方が良いな」、「しかし、自分の敷地だけやっても効果が少なさそうだ」、 「周辺の皆で協力してやらないと駄目だな」そんな意見を述べたり。 「でもここは脇に沢の水流が有ったりして良い場所だね」と好印象を述べたり、 隠居は色々と問わず語りにあれこれの話をして帰って行きました。
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