戦争は無くならない

2013-09-03 08:09:33 | タナカ君的偏見
 シリアの内戦でサリンガスの様な化学兵器が使われた事を理由に、それを”罰する”として、アメリカあたりは「シリアを空爆する」と言い始めた。 アメリカは空から他所の国を攻撃する能力は凄まじいものを持っているのは認めるけれど、 経済的にはそんなでしゃばりを許す状態じゃ無いだろうに、 「そろそろ世界の警察気取りの行動は止めたらどうよ」 そうアメリカには言ってみたい。

 大体、アサド政権を退陣させれば、あの国や周辺地域の政治的な安定が増すものか? 「イラクのフセイン政権をぶっ潰してもあの国が安定した幸せ溢れる国になったのか?」「エジプトでも独裁者をぶっ倒して一時的に喜んだ民衆だったが、 その喜びも長続きはしていない」、 「人道的にどうたらこうたら言って軍事的な介入する西側諸国や難民救済活動を展開する国連」 そんなのだって、「なんだか混乱を拡大して、長期化させてるだけじゃないか?」 と懐疑的にしかなってこない。 細部を見ないでボヤッと出来事を見ていると、西側の国々の行動原理は、どんなに「人道問題」などとキレイ事を言ったとしても、「原油などの資源がある国に対してその権益を利用するため」、「イスラエル国家の存続のため」 そんな風に見えてくる。

 とにかく人間は生きるため、 良い生活を維持向上させるため、 必要なエネルギーを確保するためだったら何でもやる。 こりゃ戦争は無くならないね。 そもそも戦争って人を興奮させ、生きがいを感じさせてしまう一面を持っているものかもしれない。 その裏側で幾ら悲惨な現実が生じたとしてもさ。
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