撮影装置・5号機

2015-09-25 10:30:58 | 雪の結晶撮影
 雪の結晶撮影装置の5号機がほぼ出来上がった。 特徴は雪を溶かした冷却水で試料ステージを冷却すること。 「試料ステージ・ベース」と「冷却水容器」は銅板で製作してハンダ付けで一体化してある。 冷却水容器に氷水を注入しておけば、 試料ステージ・ベースの温度もほぼ氷水の温度まで冷える予定だ。

 「試料ステージ」は大型の銅製ワッシャーで中心に12Φの穴が開いている物だ。ワッシャー上部にサランラップの様な薄いフィルムを両面テープを使って接着して張り渡す。 このラップフィルムの上に雪の結晶を載せるのだ。 ワッシャー下部はむき出しの銅材のままにしてある。 そして、 試料ステージベースの上にただ載せてあるだけだが、 冷却されたベースの温度近くになって呉れる事を期待している。 また試料ステージのワッシャーにはプラスチックの薄板を取り付けてあり、 そのプラスチック片を指で操作して回転とX/Yの移動を行い、 撮影に適した位置にセットするのだ。

 カメラの視野はステージベースに開けた長方形の穴と一致させる。 この穴の下部にはコンパクトデジカメのモニター画面を上向きにして使用する。 そのモニター画面に表示された画像が背景画像となるのです。

 Top画像では長方形の穴から試料ステージのワッシャーは離れた場所に置いてますが、 撮影の時は試料ステージを長方形の穴の所に移動させるのです。

 Top写真は試料ステージ全体を撮影装置から説明の都合上引き出してあるが、 実際の撮影時の状態は下の写真の様に押し込んだ状態で使用する。


 今後試料ベースの大半の部分と冷却水容器の周囲を薄い断熱材でカバーすれば一応完成です。
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