降雪予報の出ていた大町地域に出かけて雪の結晶の採取実験を行って来た。 実験装備は撮影装置一式と実験器具。 その実験器具とはテフロンコーティングされたフライパン、 シリコン樹脂加工されたクッキングペーパー、 スポンジで裏打ちされた合成繊維布などでした。
そんな物を使ってどんな実験をしたかったか?
実験の目的 :
降雪を実験器具として準備した用具で受けとめ、
試料ステージとして使用する透明なガラス板の上で逆さまにして、
軽く棒で叩いたら・・・
試料ステージ上に雪の結晶を簡単に移動出来るか確認する。
実験の背景 :
撮影装置8号機では 300x200mm サイズの硝子板を試料ステージとして使用し始めたのですが、 撮影現場までそれを壊さずに持ち運ぶ事に要らぬ神経を使っています。 その硝子板が例えば 50x50mm 程度のサイズであるならば、 持ち運びも遥かに容易と考えられます。
しかし、 雪の結晶の採取を考えた場合、 広い面積で空から降ってくる雪を受けた方が効率的です。 だから、 例えばフライパンの様な物で降雪を一旦受けとめ、 その中から被写体としたい雪の結晶を見つけたら。 フライパンを逆さまにして硝子板の上にかざし、 棒きれの様な物でフライパンの底を「トントン」と軽く叩いたら、 試料ステージ上に目的の雪の結晶を載せる事が出来はしないか?
現実的な雪の採取方法となるか? 確認したかったのです。
フライパンとクッキングシートはテフロンやシリコン樹脂で加工された表面が雪(水)との付着力が弱く、 軽い衝撃で剥離して落ちてくれるのではないか? と想って選んだ品物です。
合成繊維布は従来から降ってくる雪を受け止めるグッズとして使用していた物です。 比較参照様に持参しました。
実験結果 :
準備した実験用具のいずれも、 僕が期待した能力を発揮してくれません。 木の棒で軽く叩くだけでは落ちてくれませんでした。
クッキングペーパーとテフロン加工されたフライパン上に載せた水滴の様子はTop写真で見られる様に、 それらの表面は水との化学的結合力は弱く、 載せた水は富士山の裾野の様な形状になることは無く、丸い水滴状態を作りだしてくれました。 しかし、 雪の結晶の端面が持つであろう化学的結合力を示す特徴は、 実験用具表面に付着するには十分なのか、 フライパンを逆さまにしたくらいで自然落下してくれませんでした。
ところで、 今回大町市は木崎湖周辺での降雪は、 いわゆる「ぼたん雪」でした。
試料ステージとなる硝子板に落ちる時にはその衝撃で「パサリ」と音が聞こえる如くに分散して散らばりますが、 ときには雪の結晶単体が舞い降りたかの様に見える時もありました(写真中央部の結晶)、
この様に拡大してみると、一群の黒く見える領域も、小さな雪の結晶の集合体である事が判ろうろ言うものです。
そんな物を使ってどんな実験をしたかったか?
実験の目的 :
降雪を実験器具として準備した用具で受けとめ、
試料ステージとして使用する透明なガラス板の上で逆さまにして、
軽く棒で叩いたら・・・
試料ステージ上に雪の結晶を簡単に移動出来るか確認する。
実験の背景 :
撮影装置8号機では 300x200mm サイズの硝子板を試料ステージとして使用し始めたのですが、 撮影現場までそれを壊さずに持ち運ぶ事に要らぬ神経を使っています。 その硝子板が例えば 50x50mm 程度のサイズであるならば、 持ち運びも遥かに容易と考えられます。
しかし、 雪の結晶の採取を考えた場合、 広い面積で空から降ってくる雪を受けた方が効率的です。 だから、 例えばフライパンの様な物で降雪を一旦受けとめ、 その中から被写体としたい雪の結晶を見つけたら。 フライパンを逆さまにして硝子板の上にかざし、 棒きれの様な物でフライパンの底を「トントン」と軽く叩いたら、 試料ステージ上に目的の雪の結晶を載せる事が出来はしないか?
現実的な雪の採取方法となるか? 確認したかったのです。
フライパンとクッキングシートはテフロンやシリコン樹脂で加工された表面が雪(水)との付着力が弱く、 軽い衝撃で剥離して落ちてくれるのではないか? と想って選んだ品物です。
合成繊維布は従来から降ってくる雪を受け止めるグッズとして使用していた物です。 比較参照様に持参しました。
実験結果 :
準備した実験用具のいずれも、 僕が期待した能力を発揮してくれません。 木の棒で軽く叩くだけでは落ちてくれませんでした。
クッキングペーパーとテフロン加工されたフライパン上に載せた水滴の様子はTop写真で見られる様に、 それらの表面は水との化学的結合力は弱く、 載せた水は富士山の裾野の様な形状になることは無く、丸い水滴状態を作りだしてくれました。 しかし、 雪の結晶の端面が持つであろう化学的結合力を示す特徴は、 実験用具表面に付着するには十分なのか、 フライパンを逆さまにしたくらいで自然落下してくれませんでした。
ところで、 今回大町市は木崎湖周辺での降雪は、 いわゆる「ぼたん雪」でした。
試料ステージとなる硝子板に落ちる時にはその衝撃で「パサリ」と音が聞こえる如くに分散して散らばりますが、 ときには雪の結晶単体が舞い降りたかの様に見える時もありました(写真中央部の結晶)、
この様に拡大してみると、一群の黒く見える領域も、小さな雪の結晶の集合体である事が判ろうろ言うものです。