山菜偵察に出掛けた初日の一昨日はまたとない晴天に恵まれた。 しかし須原の宿で就寝中に聞こえて来たのは雨が屋根の上をたたく音だった。 その2日目の朝、部屋の障子窓を開けて外の様子を覗うと、 遠く霞んだ山体に須原スキー場のリフトの支柱がボーッと見えていて、 歩き廻っての山菜採りや偵察には向かない天候になってしまいました。
朝食の場で2日目の予定を妻と話し合っていると宿の若女将に「ものずき村」への立ち寄りを勧められました。 A4サイズのパンフレットも頂きました。 何しろ若女将、 僕らが昨夕のチェックイン直後に「これから小出の道の駅の売店まで山ウドを買いに行きます」そう伝えて出掛けたのに、手ぶらで(5時直前で店仕舞作業中・売り切れ)帰って来た事を知っていますから、 そんな山菜が店頭に並べられる「ものずき村」への立ち寄りを勧めてくれたのです。
営業時間 : 朝8時~17時
休業日 : 毎週水曜日
冬季に 月間休業あり
国道252 小出から須原に向かう途中右側(線路寄り)に店舗
場所 経緯度情報:
37°17′55.38″N
138°59′39.01″E
小出から只見に抜ける国道沿いには山菜を売る店を幾つか見受けますが。 今回立ち寄らせてもらった「ものずき村」とても気に入りました。 再訪します。
テーブル席からの店内方向
「ものずき村」それはあちこちに在る産直のお店の様なものです。 しかしここは特色を持っていました。 店内の会計デスクの隣にあるスペース。 そこには薪ストーブが置かれ、 ストーブを囲む手作りのテーブルが置かれ、 そこが茶飲み話の縁側風な役割を果たしているのでした。 その事は食料産業局長賞※1を受賞したそうです。
ものずき村のお茶飲み場 毎日新聞Web版より写真転載
背後の壁の白い札は村民名?
ここのテーブル席は店頭に並べる商品を持ち込んだ村民(会員さん)、 買い物客、 そんな人々の語らいの場になってます。 そしてテーブルには村民の方々が自宅で作ってきた食べ物を出荷方々持ち寄り、 茶飲み話ともどもの食べる楽しみにしています。
ウドの天ぷら、 小粒じゃがいもの煮付け、
ゼンマイとわらびの煮物、木の芽など
僕たちは宿の朝食でお腹がいっぱいだったのですが、 テーブル上に置かれた一口サイズのウドの天ぷらに目が行って、「頂いてもよろしいですか?」と声を掛けてしまいました。 その時にはほぼテーブル席はいっぱいだったのですが、 他所者の僕たちに席を譲って立ち去る方が居たので恐縮の気持ちが一杯になりながら、 それぞれの料理を少しづつ味あわせていただきました。
じゃがいもの煮っころがしと木の芽などを
持参してくれた小母さん
村長さん(代表者)の仲丸 幸さんも店内にいらして、 電話での山菜の生育状況や注文の可能性などを問い合わせる電話応対に忙しくされていました。 お聞きした所、 年齢は「僕よりも3つ年上のお兄ちゃん」らしいです。 8時半頃には軽トラに乗って帰って行かれました。
山菜採り体験のこと :
宿で貰ったパンフレットに、 わらび採り体験が書かれていました。 それで、 実施時期や参加料金等について聞きした。
参加方法: わらびの時期にやって来て、
付近に在る生育場所を教えてもらい、 自分で採取する。
料金 : 採取し持ち帰る量に応じて料金を支払う。
店頭販売額の半値程度。
採取したが多すぎた場合は店に置いて行ってもらう。
実施時期 : わらびが出ている期間
(電話で問い合わせれば教える)
※1 食料産業局長賞
~地域の交流の場を創出し、高齢者の知恵を活かした地域活性化~
***** 上記表彰についての経緯を記した文書から一部抜粋 *****
高齢者が気軽に集まって地域の人々と交流できる場づくりを目指し、平成19年に直売所を開設。消費者との井戸端交流を重視した直売所の運営に加え、併設のそば処で地元の転作田等で栽培されたそば粉を使った手打ちそばの提供している。また、わらびやブルーベリーの観光農園を開設することによる耕作放棄地解消への取組を進めている。この結果、出荷者同士や消費者とのコミュニケーションが深まってきたことに加えて、1人暮らしの高齢者の集いの場になるなど、地域の人々のオアシス的な存在となっている。
そんなこんなで結構な長居の後、 悪天候の魚沼の地を去りました。
その後は三国峠越えの国道17号線を走り東京に向かいましたが、峠越えに差し掛かる前には青空が見え始め、 峠を下り終える頃にはすっかり天候は回復しました。 そこで今回最後の山菜偵察をすべく、 湯宿から大道峠を越える県道(群馬)53号線で中之条に抜け、 更に郷原から旧・倉渕村に至るルートを走りました。 そこは2月に草津YHに滞在した際に管理人さんから教えてもらった「山菜シドケの生育場所」を現認すべく、 それらしき場所に車を停めては注意して眺めたのですが、生育場所のことは何も判りませんでした。
草津から倉渕を通って高崎に抜けるルート沿い。
車を停めて立ち小便した。
近くには杉林。
近くには小さな流れ。
まあこんな細切れであやふやな・・・
無人島に海賊が埋めた秘宝の情報の様なもので、 今まで見たことの無い山菜の生育場所を見つけ出すのは至難の技かも知れませんね。
これで慌ただしかった2日間の山菜偵察の旅は終わりました。
朝食の場で2日目の予定を妻と話し合っていると宿の若女将に「ものずき村」への立ち寄りを勧められました。 A4サイズのパンフレットも頂きました。 何しろ若女将、 僕らが昨夕のチェックイン直後に「これから小出の道の駅の売店まで山ウドを買いに行きます」そう伝えて出掛けたのに、手ぶらで(5時直前で店仕舞作業中・売り切れ)帰って来た事を知っていますから、 そんな山菜が店頭に並べられる「ものずき村」への立ち寄りを勧めてくれたのです。
営業時間 : 朝8時~17時
休業日 : 毎週水曜日
冬季に 月間休業あり
国道252 小出から須原に向かう途中右側(線路寄り)に店舗
場所 経緯度情報:
37°17′55.38″N
138°59′39.01″E
小出から只見に抜ける国道沿いには山菜を売る店を幾つか見受けますが。 今回立ち寄らせてもらった「ものずき村」とても気に入りました。 再訪します。
テーブル席からの店内方向
「ものずき村」それはあちこちに在る産直のお店の様なものです。 しかしここは特色を持っていました。 店内の会計デスクの隣にあるスペース。 そこには薪ストーブが置かれ、 ストーブを囲む手作りのテーブルが置かれ、 そこが茶飲み話の縁側風な役割を果たしているのでした。 その事は食料産業局長賞※1を受賞したそうです。
ものずき村のお茶飲み場 毎日新聞Web版より写真転載
背後の壁の白い札は村民名?
ここのテーブル席は店頭に並べる商品を持ち込んだ村民(会員さん)、 買い物客、 そんな人々の語らいの場になってます。 そしてテーブルには村民の方々が自宅で作ってきた食べ物を出荷方々持ち寄り、 茶飲み話ともどもの食べる楽しみにしています。
ウドの天ぷら、 小粒じゃがいもの煮付け、
ゼンマイとわらびの煮物、木の芽など
僕たちは宿の朝食でお腹がいっぱいだったのですが、 テーブル上に置かれた一口サイズのウドの天ぷらに目が行って、「頂いてもよろしいですか?」と声を掛けてしまいました。 その時にはほぼテーブル席はいっぱいだったのですが、 他所者の僕たちに席を譲って立ち去る方が居たので恐縮の気持ちが一杯になりながら、 それぞれの料理を少しづつ味あわせていただきました。
じゃがいもの煮っころがしと木の芽などを
持参してくれた小母さん
村長さん(代表者)の仲丸 幸さんも店内にいらして、 電話での山菜の生育状況や注文の可能性などを問い合わせる電話応対に忙しくされていました。 お聞きした所、 年齢は「僕よりも3つ年上のお兄ちゃん」らしいです。 8時半頃には軽トラに乗って帰って行かれました。
山菜採り体験のこと :
宿で貰ったパンフレットに、 わらび採り体験が書かれていました。 それで、 実施時期や参加料金等について聞きした。
参加方法: わらびの時期にやって来て、
付近に在る生育場所を教えてもらい、 自分で採取する。
料金 : 採取し持ち帰る量に応じて料金を支払う。
店頭販売額の半値程度。
採取したが多すぎた場合は店に置いて行ってもらう。
実施時期 : わらびが出ている期間
(電話で問い合わせれば教える)
※1 食料産業局長賞
~地域の交流の場を創出し、高齢者の知恵を活かした地域活性化~
***** 上記表彰についての経緯を記した文書から一部抜粋 *****
高齢者が気軽に集まって地域の人々と交流できる場づくりを目指し、平成19年に直売所を開設。消費者との井戸端交流を重視した直売所の運営に加え、併設のそば処で地元の転作田等で栽培されたそば粉を使った手打ちそばの提供している。また、わらびやブルーベリーの観光農園を開設することによる耕作放棄地解消への取組を進めている。この結果、出荷者同士や消費者とのコミュニケーションが深まってきたことに加えて、1人暮らしの高齢者の集いの場になるなど、地域の人々のオアシス的な存在となっている。
そんなこんなで結構な長居の後、 悪天候の魚沼の地を去りました。
その後は三国峠越えの国道17号線を走り東京に向かいましたが、峠越えに差し掛かる前には青空が見え始め、 峠を下り終える頃にはすっかり天候は回復しました。 そこで今回最後の山菜偵察をすべく、 湯宿から大道峠を越える県道(群馬)53号線で中之条に抜け、 更に郷原から旧・倉渕村に至るルートを走りました。 そこは2月に草津YHに滞在した際に管理人さんから教えてもらった「山菜シドケの生育場所」を現認すべく、 それらしき場所に車を停めては注意して眺めたのですが、生育場所のことは何も判りませんでした。
草津から倉渕を通って高崎に抜けるルート沿い。
車を停めて立ち小便した。
近くには杉林。
近くには小さな流れ。
まあこんな細切れであやふやな・・・
無人島に海賊が埋めた秘宝の情報の様なもので、 今まで見たことの無い山菜の生育場所を見つけ出すのは至難の技かも知れませんね。
これで慌ただしかった2日間の山菜偵察の旅は終わりました。