鈍角に研磨加工したスノーボードのエッジ
スキーやスノーボードの板のエッジと言えば、 硬い雪面にエッジがしっかりと引っ掛かる事を期待して、 エッジ部分は鋭角のなるように手入れするのが普通。 今回のスノーボードのエッジ部分に対する加工は逆に鈍角にするのが目的。 その理由はルーフキャリアに固定する際、 固定具のゴムへのダメージを可能な限り軽減させる事。 スノーボードで滑走する事は全く想定していません。 単に物を載せる際の底板として使用するのが目的です。
これから2021年の雪のシーズンがやって来ますが、 雪の結晶撮影に使用する、 ガラス板の試料ステージや撮影システムのベースユニットなど 撮影の際には温度が氷点下になっていないと使えません。
そんな撮影グッズを車外のルーフキャリアに搭載して運搬し、 「それらのグッズの温度を可能な限り撮影地に到着までの間に下げておこう」と考えているのです。
そんな訳で、 エッジの鈍角化加工 :
工具: 電気ディスクグラインダーに研磨砥石を取り付け。

加工対象のスノボと 保護メガネや電気ディスクグラインダー
加工したエッジの金属部分にはサビが広がらないようにラッカー塗装しました。

スノボの末端に置いたベースユニットと
試料ステージのガラス板
今後はここに示した搭載物が雨や雪で濡れないような収容ケースを作る予定です。