画面左側一帯:牡牛座の星々、 水星:画面右下
友人の F さんが ”生まれて初めて生の水星を見た” のタイトルでブログ記事を昨日Upしたのを見て、 そういえば「俺って水星を肉眼で見たことって有ったかな?」と考えると同時に晴天だった昨晩は水星見物に西南西の空が見渡せる場所に出掛けて行った。
その結果だが、 カメラには水星が在るべき位置にそれらしき星の輝きが写っていたから目の良い人には肉眼で見えて然るべきだったと想うのだが、 僕は残念ながら「肉眼で水星を観た」の感覚はあやふやなまま帰宅した。
iPad アプリ「スカイガイド」で当日の月と水星の位置関係を事前に調べていなかったら、 多分デジカメでも水星を視野に捕らえて撮影出来たか? 心もとなく思っています。
日没前、 夕方5時半には夕食を済ませ、5時40分には家を出発しました。 国道16号に架かる「拝島橋」のやや下流の右岸堤防上に到着したのですが、 そこまで車を走らせている間に奥多摩の大岳山上空を分厚く覆う雲の中に太陽は姿を消しました。 陽が十分に沈み暗くなれば、 月も水星も太陽を隠した雲の中か、 その雲の少し上空の位置に姿を現すはずです。
大岳山上空を覆う雲 左側の煙突は拝島橋左岸ゴミ処理場
日没後の空は明るさを徐々に失って行ったが大岳山上空一帯に広がるの雲の高さは低下する様子を全く見せてくれません。 その雲が乗った位置よりも北に並ぶ秩父や比企方面の山の上空には雲がない様子が見えていました。 意を決して国道16号を川越方向に向かって走ってみることにしました。 拝島の青梅線陸橋を通過する頃に助手席の妻が「月が見えた!」と声をあげました。雲が無い状態の空に月が見えているそうです。 そのまま川越方向への走行を継続、 米軍横田基地のメインゲート、 2ndゲートも過ぎた付近で駐車可能で夜空を見渡せる場所を探して左折し八高線を横断、 住宅街をウロウロしていたら、 農地と駐車場が隣接した良い場所を見つけました。
生の撮影画像、 コントラストや明るさ補正なしの状態
三脚をセットして月を画面中央の上に位置する構図でシャッターを切ったところ、 右下に水星、 左下一帯に牡牛座の星々が写り込んだ絵が得られました。 ちなみにレンズは60mm レンズを使用。
7時半頃に撮影を切り上げ新青梅街道を使って帰宅したのですが、 愛読させて頂いている睡蓮さんのブログによれば7時40分頃には地震があったそうです。 車で走行中には揺れを全く感じず、 地震が有ったことには気付きませんでした。
Top写真に対する変則的な画像処理は後日Upする予定